
レーザーでタトゥー除去をする際、最も心配されるのは痛みである可能性が高いです。
痛みの感じ方には個人差があり、麻酔なしで施術が可能な方もいれば、タトゥーを入れる時よりも消す時の方が痛いとおっしゃる方もいらっしゃいます。

レーザーが痛みを生み出す経路
レーザータトゥー除去の原理は、タトゥー部位にレーザーを照射して色素を細かく砕き、私たちの体の大食細胞が細かく砕かれた色素を食べるようにすることです。
レーザーがタトゥーを細かく砕く際に、タトゥーの粉が弾けて周囲を軽く洗い流すような痛みが起こることがあります。

レーザーは手術と異なり熱を利用します。皮膚表面を通過するレーザー光によってその部位に熱が発生することも、痛みと関連があると言われています。

施術後のヒリヒリ感はどこから来るのか
レーザーを受けた後、その部位がヒリヒリして痛いとおっしゃる方がいらっしゃいます。これは、内部に微細な傷をつける施術だからです。
傷による炎症反応で痛みが生じたり、腫れ、赤い発疹が現れることがあります。

麻酔クリームが届かない深さ
麻酔方法の中で最も多く使われるのは、表面に麻酔クリームを塗る方法です。クリームを塗っても皮膚表面の痛みしか和らぎません。
深部までは浸透しないため、色素が深くにある場合は痛みを感じることがあります。

冷たい空気で熱感を下げる方法
もう一つは、欧米でよく使われるエアクーリングシステムです。冷たい空気が肌に触れることで、その部位の痛みと腫れを同時に軽減します。
延世スター皮膚科 新村本院が痛みの負担を軽減するために用いる方法の一つです。

意識が覚醒した状態で受ける麻酔
最近では、非睡眠低疼痛亜酸化窒素麻酔も使用されています。酸素と亜酸化窒素を呼吸で供給しながら、睡眠なしで意識が覚醒した状態で痛みを大幅に軽減する方法です。
FDAの承認を受けた麻酔方法で、米国をはじめとする様々な国で皮膚科だけでなく小児科や歯科などで古くから使用されてきました。睡眠麻酔が難しい方や幼い方の痛み緩和に用いられるほど、麻酔効果と安定性が確認された方法です。


睡眠麻酔を推奨しないケース
睡眠麻酔は、プロポフォールのような睡眠麻酔薬を投与して意識を完全に失わせる方法です。タトゥー除去手術では必要ですが、レーザー施術のような小さな施術では、かえってリスクが高まることがあります。
施術中に医療スタッフとコミュニケーションが取れない点が安全上のリスクとして残ります。
非睡眠低疼痛亜酸化窒素麻酔は、意識がある状態で恐怖や不安感を軽減します。施術中に医療スタッフとコミュニケーションが可能なため、より精密で安全な進行が可能です。

| 麻酔方法 | 痛みが届く範囲 | 施術中のコミュニケーション | 準備と回復 |
|---|---|---|---|
| 麻酔クリーム | 皮膚表面まで | 可能 | 塗布後待機が必要 |
| エアクーリング | 表面の痛みと腫れ | 可能 | 別途準備なし |
| 非睡眠亜酸化窒素 | 意識がある状態で緩和 | 可能 | 絶食と回復時間不要 |
| 睡眠麻酔 | 意識自体をなくす | 不可能 | 絶食と回復時間が必要 |
- 施術前に絶食する必要はありません
- 別途の回復時間が必要ないため、施術後に運転も可能です

まとめ
タトゥー除去手術は、別の傷跡が残る可能性があり、睡眠麻酔は安全上のリスクがあります。レーザータトゥー除去で痛みを軽減して行うことをお勧めします。
進行の流れはタトゥー除去診療案内に、機器構成はRゼロ ピコプレフラクションタトゥー除去案内とNd:YAGタトゥー除去にまとめられています。痛みの感じ方には個人差がありますので、今すぐチャットで問い合わせるで状態をお知らせいただいても構いません。


作成・医学監修 イ・サンジュ代表院長(皮膚科専門医) 延世大学校医科大学卒業・セブランス病院皮膚科専攻医 国立警察病院皮膚科科長歴任・現延世医科大学皮膚科学教室外来教授 医療スタッフ紹介を見る
初回発行 2024-12-13・最終検討 2026-07-29
本記事は一般的な医学情報であり、個人の診断と治療に代わるものではありません。結果と回復経過には個人差がある場合があります。
