
タトゥーを消す過程の終わりに色は消えたのに、その部分に茶色い跡が残って気になるという方がいらっしゃいます。まだ完全に消えていないのかと思い、再度レーザーを受けに来られることもあります。
この茶色い跡が何なのか、いつまで待つべきなのか、早める方法はあるのかをまとめました。

色素はすでに抜けているのに跡だけが残った状態
タトゥーの色素がほとんど除去された状態では、レーザーを強く照射しても反応がないことが多いです。色素が残っていればレーザーが反応する対象がありますが、その対象がなくなったためです。
この時点では、タトゥー除去施術自体は事実上終了した状態と見なすことができます。残っているのはタトゥーではなく跡です。

茶色に変化する順序
レーザーで皮膚内のタトゥー色素が分解された後、施術直後は皮膚がやや赤くなります。この赤みが時間が経つにつれて徐々に茶色に変わり、それが色素沈着として残ります。
赤みから茶色に移行するのは、除去が間違った信号ではなく、皮膚が回復する過程でよく見られる段階です。

そのままにしておくとどうなるか
個人差はありますが、別途の治療なしでもほとんどの場合、時間が経つにつれて薄くなります。
| 時点 | 一般的に観察される経過 |
|---|---|
| 施術直後 | 赤み |
| その後数週間から数ヶ月 | 赤みが茶色に変化 |
| 6ヶ月から2年 | 自然にほとんど見えないレベルまで減少 |
ただし、個人差があり、部位や肌タイプによって経過が異なります。

待つ時間が負担になる場合
タトゥー除去自体が、短い場合は6ヶ月、長い場合は数年かかるほど長い道のりです。これに加えて茶色い跡まで1年以上抱えていなければならないとなると、心理的負担が大きいです。

早く消したいとおっしゃる方が多いのもそのためです。


痕跡除去施術という選択肢
色素レーザーを用いたレーザートーニングでアプローチします。進行方法は以下の通りです。
- 2週間から3週間間隔で施術
- 弱い強度で複数回に分けて繰り返し照射
- 合計5回から10回程度
このように進めると、1年かけて薄くなる茶色い跡が数ヶ月でよりきれいに整えられる可能性があります。トーニング系の施術構成は、ピコ・デュアル・ゴールドダイヤトーニングのご案内でご確認いただけます。
残った跡をどう見るべきか
茶色い跡をタトゥーが完全に消えていないと誤解して強いレーザーを繰り返すと、かえって肌に負担がかかる可能性があります。今残っているのが色素なのか跡なのかを区別することがまず重要です。
タトゥー除去全体の流れはタトゥー除去診療案内に、除去段階の機器構成はRゼロ ピコプレフラクションタトゥー除去にまとめてあります。


作成・医学監修 イ・サンジュ代表院長(皮膚科専門医) 皮膚科専門医・延世大学校医科大学卒業・医学博士 永同セブランス病院皮膚科教授歴任・国立警察病院皮膚科課長歴任 現 延世医科大学皮膚科学教室外来教授 医療陣紹介を見る
初回発行 2025-02-26・最終検討 2026-07-29
本記事は一般的な医学情報であり、個人の診断と治療に代わるものではありません。結果と回復経過には個人差がある場合があります。
