
オールドスクールタトゥーは、1900年代初頭に船員や兵士の間で広まった伝統的なタトゥースタイルです。アンカーやスカル、バラ、ワシのような象徴的なイメージを、太く鮮明なアウトラインと強烈な原色で表現するのが特徴です。
このクラシックな魅力から、今でも多くの方が選択しますが、除去を決意した際には、他のタトゥーよりも厄介な状況になることが多いです。
太いアウトラインの中に何が入っているのか

| オールドスクールの特徴 | 除去過程での意味 |
|---|---|
| 太いラインにインクがぎっしりと深く詰まっている | 単に面積が広いだけでなく、色素量自体が多いため、レーザーが分解すべき粒子の総量が増えます |
| 赤、黄、青などの原色が混ざっている | 色ごとに反応する波長が異なるため、単一波長では同時に対応しにくく、プロセスが複雑になります |
| 年月が経っても色味が鮮明に保たれる | 色素が真皮の深いところまで安定して定着していることを意味するため、レーザーがより深い層まで到達する必要があります |
オールドスクールタトゥー除去が難しい理由は、高いインク密度と複合的なカラー構成、深く安定した色素浸透が1つのデザインの中で同時に作用するためです。
1回のセッションでより多く除去するには
色素量が多く濃いタトゥーほど、一般的なレーザー施術方法だけでは1回のセッションで十分な色素を分解することが難しいです。この限界を補うために注目されているのがRゼロテクニックです。



タトゥー除去のためにレーザーを照射すると、皮膚表面に白いバブルが発生し、レーザーの透過を妨げます。一度に連続して施術を続けることが難しい状況が生まれるのです。Rゼロは、照射直後に特殊薬物を塗布してこのバブルを迅速に除去し、透過経路が確保された状態で再度照射します。
バブルを整理して繰り返すことで、一度に最大4回まで連続照射が可能です。
ただし、Rゼロ方式の適用回数は、個人の肌の状態とタトゥーの特性に応じて医療スタッフが判断します。施術前には十分なカウンセリングが必要です。技術構成はRゼロ ピコプレフラクションタトゥー除去案内にまとめてあります。
色ごとに異なる光を使う理由

オールドスクールタトゥーは、多様な原色と太い縁取りが濃く入っています。効率的に除去するためには、複数の波長に対応できる機器の選択が重要です。
最近では、色素をより細かく分解して排出できるピコ秒レーザーが多く活用されています。オールドスクールのように繰り返し施術が多く必要な濃いタトゥー除去において、周辺の肌への負担を減らすのに有利な特性です。
その中でもピコウェイレーザーは、532nm、730nm、785nm、1064nmなど多様な波長をサポートしています。黒いアウトラインから赤、青、黄色系の色素まで、各色に合った波長でアプローチできます。波長構成が異なる機器はNd:YAGタトゥー除去案内で比較検討できます。
ピンホール法を併用する場合
オールドスクールタトゥー除去の過程では、レーザー施術とピンホール法が併用されることがあります。ピンホール法は、CO2レーザーで肌に非常に微細な穴を複数形成して肌の再生を誘導し、この過程で色素が自然に薄くなるのを助ける方法です。詳細については、ピンホール法 火傷・手術傷跡施術案内で確認できます。
Rゼロテクニックとピコウェイレーザー、ピンホール法の組み合わせは、オールドスクールタトゥー除去の効率を高めながら、傷跡や水ぶくれのような副作用の負担を減らすアプローチとして活用されます。
開始前に確認すべき項目
タトゥー除去方法としてレーザー施術が広く使われていますが、結果の満足度は様々な要素によって異なります。
- 使用する機器とサポート波長
- セッション内での施術方法
- 施術者の判断と経験
開始前にこれらの項目を綿密に確認することをお勧めします。診療の流れはタトゥー除去診療案内で、個別の質問は今すぐチャットで問い合わせるで続けることができます。

作成・医学監修 カン・ジンムン代表院長(皮膚科専門医) 現 延世医大皮膚科学教室 外来教授 · 盆唐チャ病院 教授歴任 セブランス病院皮膚科 専門医 · 著書 メディカルボディケア 医療スタッフ紹介を見る
初回発行 2026-07-14 · 最終検討 2026-07-29
本記事は一般的な医学情報であり、個人の診断と治療に代わるものではありません。結果と回復経過には個人差がある場合があります。
