タトゥーを消したいけれど、傷跡が残るのではないかとためらっている方が多くいらっしゃいます。一番最初に聞かれる質問も似ています。「レーザーでタトゥーを消すと、肌に痕が残りませんか?」結論から申し上げると、レーザー出力と施術回数を肌の状態に合わせて調整すれば、負担を減らしながらタトゥーを薄くしていくことができます。
延世スター皮膚科 新村本院のイ・サンジュ代表院長が、R0(Rゼロ)テクニックを用いたタトゥー除去方法で韓国人の臨床結果をまとめ、タトゥー除去期間と効果に関する内容を大韓レーザー医学会誌に発表しました。この記事では、レーザーによるタトゥー除去の基本原理から、Rゼロテクニックが既存の方法とどう違うのか、そして韓国人臨床でどのような結果が報告されたのかを順に見ていきましょう。
レーザーでタトゥーが消える原理とは

タトゥー部位にレーザーを照射すると、皮膚の中に定着したインク粒子が細かく砕かれます。細かく砕かれたインク粒子は、私たちの体の免疫細胞が血液とリンパ管を通じて徐々に体外へ排出します。この過程が繰り返されることで、タトゥーが徐々に薄くなる原理です。
つまり、一度の施術で全てのインクが消えるのではなく、砕かれた粒子が排出される時間を置いて、複数回照射を繰り返す治療です。そのため、タトゥー除去は短期間よりも一定の間隔を置いた反復施術で進められることが多いです。
過去の1世代レーザー方式の限界
過去の1世代レーザー方式では、タトゥー部位にレーザーを一度照射すると、インクが砕けながら施術部位の上にバブルが上がってきます。このバブルがレーザー照射を妨げるため、バブルが消えるまで20分ほど待ってから次の照射を続ける必要がありました。
一度の診療時間内でバブルが消えるのを待ってから、同じ部位を複数回照射することは現実的に困難でした。
20分という待機時間のため、一箇所で何度も繰り返し照射する方式は事実上適用が困難でした。それだけ全体の治療回数と期間が増える要因にもなっていました。
Rゼロテクニックは既存の方法とどう違うのか

Rゼロテクニックは、バブルを沈静化させる特殊薬剤PFD (パーフルオロデカリン、Perfluorodecalin)を施術部位に塗布します。この薬剤を塗布すると、レーザー照射後に上がってきたバブルが即座に沈静化します。
バブルが素早く消えれば、すぐに次のレーザーを照射できるため、一度の診療で同じ部位を複数回繰り返し照射することができます。既存の方法と比較すると、以下のようになります。
| 区分 | 1世代レーザー方式 | Rゼロテクニック |
|---|---|---|
| バブル処理 | 自然に消えるまで約20分待機 | 特殊薬剤で即座に沈静化 |
| 反復照射 | 一度の診療で反復が困難 | 一度の診療で複数回可能 |
| 治療の流れ | 待機時間で回数が増加 | 照射回数の短縮が報告 |
このように反復照射が可能になることで、タトゥー除去に必要な施術回数を減らすのに役立つ可能性があります。ただし、インクの種類や深さ、肌の状態によって結果には個人差がある場合があります。
延世スター皮膚科は傷跡診療に注力してきただけに、肌への負担を考慮しながらタトゥー除去を行います。タトゥー除去関連の施術にご興味があれば、タトゥー除去レーザー治療についてで症状と治療方針を一緒に確認することができます。
ご不明な点は、タトゥー除去施術に関するチャット相談でお問い合わせくださいを通じてお気軽にお寄せください。
韓国人を対象とした臨床はなぜ必要だったのか

Rゼロテクニックはアメリカで先に始まった方法であるため、韓国人を対象とした臨床データは不足している状況でした。肌の特性とインクの反応は人種や個人によって差がある可能性があるため、韓国人に適用した場合の結果と安全性を確認する過程が必要でした。
そこで、新村 延世スター皮膚科のイ・サンジュ代表院長と国内の研究陣が共同で、韓国人にRゼロテクニックを適用した場合にタトゥー除去期間が短縮されるか、そして効果と安全性はどうかを確認するための臨床治療を行いました。
臨床結果として報告された内容
臨床結果は、国内の権威ある学術誌とされる大韓レーザー医学会誌に報告されました。白黒タトゥーとカラータトゥーなど、異なる形態のタトゥーを持つ韓国人を対象に、4週間間隔で計4回にわたりRゼロテクニックを用いたタトゥー除去施術を行いました。
報告された結果をまとめると以下の通りです。
- 参加者の約30%でタトゥーが90%以上薄くなったことが観察された
- 残りの約70%でも70~90%近く薄くなった結果が報告された
- 白黒とカラーなど、異なるタトゥー形態に適用された
- 4週間間隔、計4回の反復照射方式で進行された
結論として、R0(Rゼロ)テクニックは韓国人においてもタトゥー除去期間を短縮するのに役立つ可能性があり、効果が報告された方法としてまとめられました。
診察室で見ると、同じ回数の施術でもインクの色と深さ、肌の反応によって薄くなる程度は人それぞれ異なります。そのため、結果には個人差がある場合があることを一緒にご理解いただくのが良いでしょう。
安全な進行のために確認すること

延世スター皮膚科 新村本院では、タトゥー除去を行う際に、個人の肌の状態を考慮してレーザー出力強度と照射回数を調整します。無理に一度で消すのではなく、肌への負担と回復過程を考慮しながら進める方式です。
20年以上の診療経験とノウハウを培ってきた延世スター皮膚科 新村本院には、皮膚科専門医の医療陣が在籍しており、全ての診療は1:1カウンセリングと個人別カスタム診療で進行されます。タトゥー以外に傷跡も気になる場合は、傷跡治療の方向性を見るや火傷の傷跡ケアについても参考になります。
タトゥー除去を検討する際に事前に確認しておくと良い項目をまとめました。
- タトゥーの色(白黒、カラー)と彫ってからの経過期間
- タトゥー部位の肌の状態と過去の傷跡の有無
- 施術間隔と回復時間を確保できるスケジュール
- 施術後の紫外線遮断と保湿などのケアが可能かどうか
上記の項目を事前に確認しておくと、カウンセリングの際に自分に合った治療計画を立てるのに役立つ可能性があります。

タトゥー除去期間とRゼロテクニック、ご自身の肌に合った治療回数についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
💬 今すぐ相談するイ・サンジュ代表院長(延世大学校医科大学・大学院医学博士、セブランス病院皮膚科専門医修了、大韓皮膚科学会会長) イ・サンジュ代表院長プロフィール 初回発行 2023-09-13 / 最終検討 2026-06-16
タトゥー除去の結果と回復の様子は個人の肌の状態によって差がある場合がありますので、正確な診断と治療計画は医療陣との相談を通じてご確認ください。
