
タトゥー除去を受けている最中に色素がうまく抜けなかったり、予期せぬ症状が現れたりすると、除去を受けた病院にすぐに尋ねるのが難しく、オンラインコミュニティを先に探してしまうことがあります。
問題は、そうして得た情報を事実だと信じて治療を途中で諦めたり、誤った対処をしてしまうケースがあることです。よくある誤解を一つずつ検証してみました。

レタリングは絵のタトゥーより簡単だという話
一般的に、レタリングタトゥーは絵のタトゥーよりも色が濃い場合が多いです。色が濃いということは、それだけインクが多く入っているという意味です。

そのため、絵のタトゥーよりもレタリングタトゥーの方が除去治療の回数が少し多くなると考えてよいでしょう。

ただし、絵のタトゥーはカラータトゥーである場合が多く、カラータトゥーと比較するとレタリングのようなモノクロタトゥーの方が少し除去しやすいです。どちらも黒色や青色のタトゥーとして比較する場合、レタリングの方が治療期間と回数が増えることになります。
- 色が濃いということはインク量が多いという意味なので、治療回数が増えます
- カラータトゥーよりもモノクロタトゥーの方が除去しやすい傾向があります
- 同じ黒色と青色同士で比較すると、レタリングの方が時間がかかります

Rゼロの4回照射は傷跡を増やすという話
タトゥー除去後に傷跡ができることが稀にあります。これはエネルギーを過度に与えたときに生じるものです。では、同じ場所に4回照射するRゼロ施術法は、傷跡ができる確率が高くなるのでしょうか。
そうではありません。

適切なエネルギーで治療すれば傷跡が最小限に抑えられるため、その上で効果を高める方法です。照射回数自体が傷跡を増やす構造ではありません。
傷跡ができるとしたら、レーザーエネルギー量が過剰だったか、体質的に傷跡ができやすい場合が考えられます。
施術方法はRゼロ ピコプレフラクションタトゥー除去案内にまとめられており、傷跡の負担も考慮する場合はピンホール法 火傷・手術傷跡施術案内をご参照ください。


施術直後に変化がなければ効果もない
レーザーでタトゥーを治療した効果は、レーザーがタトゥーを破壊した直後に現れるものではありません。私たちの体にある免疫細胞がタトゥーインクを運ぶ過程で現れます。
したがって、施術直後に大きな変化が見られないからといって、効果がないと判断するのは適切ではありません。


水ぶくれができなければレーザーが弱かった
水ぶくれができなかったからといって、レーザーの強度が弱いわけではありません。除去後の水ぶくれは体質によって少し大きくできることもありますが、その水ぶくれがレーザーの強度を決定するものではありません。
次の施術時期は、通常1~2ヶ月程度の間隔を空けるのが適切です。

彫った直後には消してはいけない
タトゥーショップでよく聞かれる話です。タトゥーを彫って気に入らなくても、すぐに消してはいけないというものです。

これも事実とは異なります。

肌の損傷がひどくなると言われますが、彫ってすぐにレーザーをしても損傷がさらにひどくなることはありません。タトゥーを彫ること自体がすでに肌に損傷を与える行為です。その損傷部位にレーザーを当てると、むしろ中に入っていたインクがよりよく排出されます。彫ってすぐに後悔した場合は、すぐに除去する方が負担を減らしながら効果を高めることができる方法です。

黒いタトゥーを消した後に残る茶色い跡
黒色や青色のタトゥーを除去した後、肌がわずかに茶色く残る場合があります。これはタトゥー色素が完全に抜けきっていないわけではありません。
レーザーでタトゥーを除去すると、その後、炎症後色素沈着が多少生じることがあります。残ったタトゥー色素というよりも、体質による炎症後色素沈着と考える方が適切です。色素を個別に扱う場合は、ピコ・デュアル・ゴールドダイヤトーニング案内をご参照ください。
6つの話をまとめてみると
| よく聞く話 | 実際 |
|---|---|
| レタリングは絵のタトゥーより簡単だ | インク量が多いため治療回数が増える傾向がある |
| Rゼロの4回照射は傷跡を増やす | 適切なエネルギーで治療すれば傷跡が最小限に抑えられる |
| 直後に変化がなければ効果もない | 免疫細胞がインクを運びながら効果が現れる |
| 水ぶくれがなければレーザーが弱かった | 水ぶくれの有無がレーザーの強度を決定するわけではない |
| 彫った直後には消してはいけない | すぐに除去する方がインクがよりよく排出される |
| 茶色い跡は色素が完全に抜けきっていない | 炎症後色素沈着と考える方が適切 |
コミュニティで簡単に手に入る情報が常に正しいとは限りません。進行中の治療について疑問がある場合は、皮膚科専門医と相談して状態を診断してもらう方が治療に役立ちます。全体の進行フローはタトゥー除去診療案内で確認できます。

作成・医学監修 カン・ジンムン代表院長 (皮膚科専門医) セブランス病院皮膚科専攻医・盆唐チャ病院教授歴任 現 延世医科大学皮膚科学教室外来教授・大韓医学レーザー学会会員 医療陣紹介を見る
初回発行 2024-06-22 · 最終検討 2026-07-29
本記事は一般的な医学情報であり、個人の診断と治療に代わるものではありません。結果と回復経過には個人差がある場合があります。
