
タトゥー除去を検討されている方が最も気になるのは、何回施術を受けなければならないかということです。タトゥーの大きさ、色、使用された染料、色素の量、皮膚の厚さがすべて異なるため、正確な答えを出すことは困難です。
ただし、事前に予測できる方法はあります。色素が深く刻まれている場合、1年から2年以上の治療期間が必要になることもあるため、おおよその範囲を知ってから始める方が良いでしょう。
6つの項目に分けて見る自己診断指標
アメリカのWilliam KirbyとTejas Desai博士が、おおよそのタトゥー除去回数を予測できる自己診断指標を作成し、皮膚科学会に報告しました。研究チームは、回数に影響を与える要素を6つとし、項目別の点数を合計して回数を予測できると発表しました。
- 肌の色
- タトゥーの位置
- タトゥーの色
- インクの量
- カバーアップタトゥーの有無
- 傷跡の有無
肌の色がレーザーの透過を左右する
肌の色は明るい色から暗い色まで1点から6点まで採点します。フィッツパトリック・スキンタイプと呼ばれ、日本人は大抵3点から5点に該当します。ご自身の肌が明るい方であれば3点、色黒の方であれば5点と付けてください。
肌の色が暗いほど、メラニン細胞がレーザーの透過を妨げます。逆に明るいほど、タトゥー部位にレーザーがより多く照射され、除去過程で生じる可能性のある傷跡や色素沈着の可能性も低くなります。
除去を受けている期間中に日焼けをしたり、夏休みで肌が暗くなったりすると、除去が難しくなることがあります。
除去を計画中であれば、日焼けは避け、自然な肌の状態で始めることをお勧めします。
体の上部にあるほど早く抜ける
レーザーを照射すると、真皮層のタトゥーインクが細かく砕かれ、その粒子を免疫細胞が血管やリンパ管を通じて排出します。顔や首はリンパ管と血管がよく発達しているため、比較的早いです。
| 位置 | 点数 |
|---|---|
| 顔、首 | 1点 |
| へそより上の上半身 | 2点 |
| へそより下の胴体 | 3点 |
| 腕、ふくらはぎ | 4点 |
| 手、足 | 5点 |
インクの量とカバーアップ、傷跡、色
インクの量は、アマチュアのタトゥーアーティストが少量のインクで施術した場合1点、プロのタトゥーアーティストから受けた場合2点から4点までと見ます。インクが少なければ2点、多ければ4点です。レタリングやラインを鮮明にするために狭い空間に深く多くのインクを入れた場合は、相対的に点数が高くなるべきです。
カバーアップタトゥーでタトゥーを覆うと、レーザー照射がはるかに難しくなるため、2点を追加します。
傷跡がなければ0点、程度に応じて1点から5点まで採点します。タトゥー部位にテクスチャの変化が見られる場合、それが傷跡です。施術時に針が多すぎた場合や、体質的に傷ができやすい方に厚い傷跡が残り、このような傷跡はレーザーが深く透過するのを妨げます。
色は、どのような波長でも吸収する黒色を除けば、複数の色が混ざるほど除去が困難になります。
| 色の構成 | 点数 |
|---|---|
| 黒色 | 1点 |
| 黒色に赤色が少し | 2点 |
| 黒色と赤色を中心に他の色が少し | 3点 |
| 様々な色 | 4点 |
合計点数で見るおおよその回数
各項目の点数をすべて合計すると、日本人の場合、通常7点から15点が多くなることが知られています。もちろん、ケースによってはそれ以下やそれ以上になることもあります。
| 合計点数 | 予想回数 |
|---|---|
| 7点 | 5回から9回 |
| 8点から10点 | 6回から14回 |
| 11点から12点 | 8回から17回 |
| 13点から15点 | 10回から20回 |
この指標は、施術を受けた100人前後を対象としたものであり、正確性には限界があり、2009年の研究であるという点も考慮する必要があります。ここで示された回数は絶対的な数値ではなく、参考用としてのみ使用してください。
個々人の肌の状態や、見た目と異なるインクの量など、予測しにくい変数が多く、実際に施術を進めてみないと分からない部分が大きいです。ただし、10回程度と予測されたのに、実際の施術が30回以上進行している場合は、現在進行中の方法を見直す必要があるかもしれません。
指標が発表された後に変わったこと
この予測システムは、QスイッチNd:YAGレーザー、つまりナノ秒レーザーで除去した場合の回数を示す指標です。この方式はNd:YAGタトゥー除去にまとめられています。
最近では、ナノ秒よりもパルス幅が1000倍程度短いピコ秒レーザーが多く使用されています。照射時間が短くなると色素をより細かく分解するため、免疫細胞が運びやすくなります。
カラータトゥーは色ごとに適した波長がありますが、1台のピコ秒レーザーには通常2種類程度の波長しかありません。ピコウェイは4種類の波長を保有しており、カラータトゥーを消すのに適しています。これにPFD特殊薬剤を塗布するRゼロ ピコプレフラクションタトゥー除去とピンホール法 火傷・手術傷跡が加わると、予測回数を減らす方向で進行することができます。
ご自身の点数と実際の進行状況が合わないと感じる場合は、今すぐチャットで問い合わせるからご相談ください。結果には個人差がある場合があります。

作成・医学監修 カン・ジンムン代表院長 (皮膚科専門医) 延世大学校医科大学卒業・セブランス病院皮膚科専門医 盆唐チャ病院教授歴任・大韓医学レーザー学会会員 医療陣紹介を見る
初回発行 2023-11-08・最終検討 2026-07-29
本記事は一般的な医学情報であり、個人の診断と治療を代替するものではありません。結果と回復経過には個人差がある場合があります。
