
タトゥー部位にレーザーを照射すると、皮膚内のタトゥー色素が破裂します。その過程で皮膚が刺激を受けます。
ひどい場合には皮膚が損傷し、施術後に水ぶくれができ、傷跡につながるケースも少なくありません。

出力を上げるほど傷跡の確率も上がります
治療効果を高めようと、レーザーパワーを無理に上げる場合があります。その分、タトゥー色素の反応が強くなり、傷跡が残る確率も高まります。
コブを取ろうとして別のコブを付けるようなものです。

適切なエネルギーという基準
個々人の肌の状態に合わせて、強すぎず、弱すぎないエネルギーで照射する必要があります。そうすることで、タトゥーが消えながら傷跡は残りにくくすることができます。
| 照射強度 | 色素反応 | 肌に残る影響 |
|---|---|---|
| 過度に強い | 反応が過剰になる | 水ぶくれと傷跡のリスク増加 |
| 過度に弱い | 色素分解が不十分 | 変化を実感しにくい |
| 肌の状態に合わせる | 必要なだけ反応 | 傷跡の負担を減らす方向 |
ここまでは、傷跡ができにくくする一般的な方法です。施術全体の流れはタトゥー除去診療案内でご確認いただけます。

バブル層が作る限界
レーザーを照射すると、皮膚内の色素が破裂して細かく砕け、その過程で白いバブルが発生します。このバブルがレーザーの透過を妨げます。
そのため、従来の方式では1回の治療で1度しかレーザー照射ができませんでした。

バブルを取り除くRゼロ
当院の方式であるRゼロ ピンホール法は、特殊な薬剤でバブルを除去します。
バブルを取り除くと、1回の治療で最大4回まで繰り返し施術が可能です。
従来の方式に比べて進行速度を早める方向です。機器と薬剤の構成はRゼロ ピコプレフラクションタトゥー除去案内にまとめてあります。

傷跡治療法をタトゥー除去に適用すると
傷跡治療にご興味があった方なら、ピンホール法を聞いたことがあるかもしれません。皮膚の奥深くに精密で微細な穴を開けて傷跡を治療する方法です。
タトゥー治療にこの方法を併用すると、このような流れが生まれます。
- 微細な通路を通じてタトゥー色素がよりスムーズに排出されます
- 水ぶくれが溜まっている時間が短縮され、傷跡ができる確率を低くする方向に作用します
詳しい原理はピンホール法 火傷・手術傷跡施術案内でご覧いただけます。

まとめると
タトゥーを早く消す方法は、出力を上げることにはありません。肌の状態に合ったエネルギーで照射し、バブルを取り除いて繰り返し照射を確保し、仕上げに色素と水ぶくれが排出される通路を作る順序にあります。
回復経過と必要な回数には個人差がある場合があります。ご自身のタトゥーがどちらに該当するかご不明な場合は、今すぐチャットでお問い合わせくださいまでご連絡ください。

作成・医学監修 イ・サンジュ代表院長(皮膚科専門医) セブランス病院皮膚科専門医・延世大学校医科大学大学院医学博士 永同セブランス病院皮膚科教授歴任・現延世医科大学皮膚科学教室外来教授 医療陣紹介を見る
初回発行 2024-10-16・最終検討 2026-07-29
本記事は一般的な医学情報であり、個人の診断と治療に代わるものではありません。結果と回復経過には個人差がある場合があります。
