
レーザーによるタトゥー除去後、傷跡ができたり水ぶくれができたり、腫れやかゆみを伴う痛みが続く場合があります。間違ったことではないかと心配になり、お問い合わせいただく方が非常に多いです。
オンラインの誤った情報で対処すると、症状が悪化する可能性があります。症状別にどのように管理するのが正しいのかをまとめました。

かさぶたは保護膜です
除去の際にレーザーが皮膚組織内のタトゥー色素と反応し、炎症や水ぶくれが生じることがあります。炎症が治まると、その部位にかさぶたができます。
このときできたかさぶたは、無理に剥がさないでください。かさぶたがすでに外部の細菌や汚染物質を防ぎ、保護する役割を果たしているためです。湿潤バンドではなく、フシジン酸のような抗生物質軟膏をしっかり塗ってください。

かゆみは再生のサイン
かさぶたができた部位にかゆみを訴える方が多くいらっしゃいます。皮膚が再生する際にヒスタミンという物質が分泌されて生じるもので、時間が経てば消えるので、あまり心配する必要はありません。
かゆみがひどすぎる場合は、抗ヒスタミン剤の服用などの薬物治療が必要になることがあります。かさぶたが剥がれた後も赤みが残って気になる場合は、再生クリームと紫外線遮断剤を丁寧に塗ることが重要です。

水ぶくれは大きさで分かれます
- 小さな水ぶくれは潰さずにそのままにしておくのが良いでしょう。
- 過度に大きな水ぶくれは日常生活に不便で、自然に破れることが多いので、潰した方がかえって良い場合があります。
潰す際は、感染しないように清潔で消毒された器具を使用する必要があります。潰した後は、皮を除去しない状態で抗生物質軟膏を継続的に塗り、傷がしっかり治るようにしてください。
水ぶくれの大きさと個人の皮膚再生能力によって異なる場合がありますが、通常1週間程度で消えます。

腫れと痛みが続く場合
タトゥー色素がレーザーに反応して炎症反応が起こると、除去部位がかゆくなったり、一時的に赤く腫れたりすることがあります。かゆみには再生クリームと保湿クリームを、腫れには冷湿布が役立ちます。
腫れとかゆみはほとんどの場合2~3日で治まりますが、まれに1週間以上続くことがあります。日常生活が困難なほどであれば、薬物治療が必要になる可能性がありますので、施術を受けた病院を受診して診察を受けることをお勧めします。
痛みはほとんどの場合、施術後数時間以内に消えます。タトゥーのサイズが大きい場合は数日間続くことがあり、タトゥー色素が濃いほど痛みが強いとされています。鎮痛剤を服用しながら再生クリームを塗り、冷湿布をすると役立つことがあります。

傷跡と茶色の跡が残る場合
傷跡は、除去過程で水ぶくれが大きくひどくできたり、二次的な細菌感染が生じたり、かさぶたが完全に治る前に剥がれたりする確率が高いです。傷口には抗生物質軟膏をしっかり塗る必要があります。
誤ったアフターケアをしたり、施術者が無理な強度で施術を進めたりする場合にも傷跡が生じることがあります。すでに傷跡ができてしまった場合は、傷跡レーザー治療を併用すると改善に役立ちます。関連施術はピンホール法 火傷・手術傷跡でご覧いただけます。
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| かさぶた | 剥がさずに抗生物質軟膏を塗布 |
| 小さな水ぶくれ | そのままにしておく |
| 大きな水ぶくれ | 消毒された器具で潰した後に軟膏を塗布 |
| 腫れ | 冷湿布 |
| かゆみ | 再生クリームと保湿クリーム、ひどい場合は薬物治療 |
| 茶色の跡 | 時間が経つにつれて薄くなり、レーザートーニングで短縮 |

色素沈着とアレルギー反応
除去がすべて終わったのに部位が茶色く見える場合、タトゥー色素は消え、除去過程で生じた色素沈着だけが残った状態です。茶色の色素沈着は時間が経つにつれて自然に消えますが、ピコ・デュアル・ゴールドダイヤトーニングで紹介するレーザートーニングを行うと、より早く解消することができます。
肌が少し暗い方は、施術部位の周囲までわずかに白くなることがありますが、このような場合もほとんどは時間が経てば自然に回復します。

赤色色素とアレルギー
ごくまれに、タトゥー除去時に色素によるアレルギー反応が現れる体質の方がいらっしゃいます。特に赤色色素がアレルギーを引き起こしやすいとされています。
赤色タトゥー色素により、除去部位がひどく腫れ、かゆみを訴える方がいらっしゃいましたが、外用薬と内服薬を処方してもなかなか改善しませんでした。
幸い、回数を重ねるごとに赤色色素が消え、除去が終わる頃にはほとんど治まっていることが確認できました。赤色アレルギー反応は傷跡が残る可能性が高いですが、レーザー治療などで改善が可能です。
赤色以外の他の色素によるアレルギー反応も、繰り返し施術でタトゥーの色が薄くなるにつれて症状が徐々に消えます。診療の流れはタトゥー除去診療案内にまとめられていますので、判断が難しい症状は今すぐチャットでお問い合わせくださいまでご連絡ください。回復経過には個人差がある場合があります。


作成・医学監修 イ・サンジュ代表院長(皮膚科専門医) セブランス病院皮膚科専攻医・延世大学校医科大学大学院医学博士 永同セブランス病院皮膚科教授歴任・著書メディカルボディケア 医療陣紹介を見る
初回発行 2024-04-17・最終検討 2026-07-29
本記事は一般的な医学情報であり、個人の診断と治療に代わるものではありません。結果と回復経過には個人差がある場合があります。
