
レーザーを用いたタトゥー除去方法が徐々に多様化しています。それだけに、どのような方法で進めるのが良いか悩むことも増えています。
最近よく話題になる2つの方法、プレフラクションタトゥーとRゼロテクニックを並べてまとめました。
バブルのため一度に一度だけ
レーザーでタトゥーを除去すると、施術部位にバブルが発生します。このバブルのため、一度に2回以上レーザーを照射することは難しいとされています。
そのため、満足できるレベルに達するには長い時間が必要である点が、タトゥー除去の欠点として挙げられてきました。

プレフラクションタトゥーが作った微細な穴
プレフラクションタトゥーは、イタリアの医師レオナルド・マルニが2013年に米国皮膚科学会で初めて発表したレーザータトゥー除去施術法です。当院のイ・サンジュ代表院長とも親交のある医師です。
施術時にバブルが排出されるように微細な穴を作り、一度に2回の照射を可能にする方法です。
- 1次でフラクショナルビームを照射し、タトゥー部位に微細な穴を開け、表皮のタトゥー色素を先に破壊します
- この穴は、その後に発生するバブルが排出される通路となります
- 5分後、2次でQ-switched Nd:YAGレーザーをフルビームで照射し、皮膚の深い層の色素まで対処します
一度に2回照射するため、一度に扱える色素量が増えると言われています。国内ではフォトナのスターウォーカーレーザーがこの手法によく使われます。


Rゼロテクニックがバブルを扱う方式
当院では現在、R0テクニックでタトゥー除去を行っています。海外では比較的知られていますが、国内では少数のクリニックのみが使用している治療方法です。
バブルのため一度しかできなかった照射を、PFD特殊薬物を使用して一度に最大4回まで可能にした方式です。進行手順はRゼロ ピコプレフラクションタトゥー除去に詳しくまとめてあります。

波長を使い分けるピコウェイレーザー
施術に使用する機器は、ピコ秒レーザーの中でも高価な機器に属するピコウェイレーザーです。タトゥー色素を素早く細かく粉砕し、532nm、730nm、785nm、1064nmの計4種類の波長でカラー別カスタム除去が可能です。
PFD特殊薬物とこの機器を併用することで、最低6ヶ月以上かかっていたタトゥー除去期間を大幅に短縮する方向で進めています。
ご不明な点は今すぐチャットでお問い合わせくださいからお気軽にお尋ねいただけます。

一度に4回照射すると傷跡が残らないか
照射した部位にすぐに再度レーザーを当てると、傷跡が残らないか心配される方がいらっしゃいます。
当院は傷跡治療を長年行ってきたクリニックでもあり、タトゥー除去施術と同時に傷跡予防治療を併用しています。予防治療方式はピンホール法 火傷・手術傷跡でご覧いただけます。

2つの方法を並べると
| 項目 | プレフラクションタトゥー | Rゼロテクニック |
|---|---|---|
| バブル処理 | フラクショナルビームで微細な穴を開け排出 | PFD特殊薬物使用 |
| 一度に可能な照射 | 2回 | 最大4回 |
| 使用レーザー | Q-switched Nd:YAG フルビーム | ピコウェイ ピコ秒レーザー |
| 国内使用 | フォトナ スターウォーカーレーザーがよく使われる | 少数のクリニックで使用 |
一度に扱える色素量が異なるため、当院ではR0テクニックをお勧めしています。2013年にすでにプレフラクションタトゥーの手法に触れてもR0テクニックを続けている背景でもあります。

パルス幅が短くなるほど
プレフラクションタトゥーの手法を進化させたスターウォーカーレーザーは、Q-switched Nd:YAGレーザーとして知られています。同じ系列の機器の一般施術はNd:YAGタトゥー除去にまとめられています。
タトゥー除去レーザーは、パルス幅が短いほど色素をより細かく粉砕し、効果的に除去することができます。
従来のQスイッチNd:YAGレーザーよりもパルス幅がはるかに短いピコ秒レーザーを使用して除去効率を高めたものがピコプレフラクションタトゥーだとご理解ください。
タトゥー除去の結果は、どのような機器でどのような施術法を用いるかによって異なる場合があります。カウンセリング手順はタトゥー除去診療案内で、個別のお問い合わせはチャットで相談するから続けていただけます。

作成・医学監修 イ・サンジュ代表院長 (皮膚科専門医) 延世大学校医科大学大学院医学博士・セブランス病院皮膚科専門医・現延世医科大学皮膚科学教室外来教授 2026年大韓皮膚科医師会会長・著書 Pigmentary system, メディカルスキンケア 医療陣紹介を見る
初回発行 2024-05-03・最終検討 2026-07-29
本記事は一般的な医学情報であり、個人の診断と治療に代わるものではありません。結果と回復経過には個人差がある場合があります。
