肌寒くなる季節になると、顔が赤くなりやすい赤ら顔、なかなか治らない赤いニキビ跡、赤い傷跡で悩む方が増えてきます。このような赤みは、レーザーでどこまで改善できるのでしょうか?赤みの原因となる拡張した血管だけを選択的に破壊する血管レーザー治療が、主要な解決策として挙げられます。
この記事では、赤ら顔治療によく使われるVビームプリマ、エクセルV、シナジー(シネジー)レーザーを、診察室でどのような基準で選択するのかを整理してみます。
赤みはなぜ生じ、なぜ血管レーザーなのか
赤ら顔や赤いニキビ跡、赤い傷跡の共通点は、皮膚の血管が異常に拡張して赤みが透けて見えることです。そのため、表面の色素だけを扱っても限界があり、拡張した血管自体を標的とするアプローチが必要です。
血管レーザーは、特定の波長の光が血管内のヘモグロビンに選択的に吸収されるように設計されており、周囲の正常組織へのダメージを最小限に抑えながら、増えた血管だけを選択的に治療する原理で機能します。
赤ら顔と赤い傷跡は、表面の色素ではなく拡張した血管の問題であり、これを標的とする血管レーザーが治療の中心となります。
Vビームレーザー、何が違うのか
日本人に効果的で安全な赤ら顔レーザーを挙げるとすれば、多くの医師がVビームレーザーを思い浮かべます。
Vビームレーザーは595nmの波長を使用し、他のレーザーよりも皮膚の奥深くまで浸透し、出力を高め、パルス照射時間を長くした機器です。難治性として知られる赤ら顔や血管奇形でも良好な反応が報告されています。
施術後10分程度現れる一時的な赤み以外に深刻な副作用は稀で、レーザーを照射する際に皮膚表面に強力な冷媒を同時に噴射し、皮膚を保護し痛みを軽減します。効果と安定性を両立させた設計と言えるでしょう。
赤ら顔の症状と原因についてもっと知りたい場合は症状情報を一緒に確認することをお勧めします。
Vビームプリマ、何がアップグレードされたのか
Vビームレーザーは2022年に性能を大幅に向上させた最新型Vビームプリマを発表しました。
現在、国内の多くの病院ではVビームプリマの以前のバージョンであるブイビームパーフェクタを使用しています。
最新型であるVビームプリマは現在、米国での生産が円滑ではなく、国内に新たに導入するには今後2年ほど待つ必要がある状況とされています。
本院が保有するVビームプリマは、595nm波長だけでなく1064nm波長も併せ持つモデルです。そのため、国内で発売初期に導入した延世スター皮膚科 新村本院を含め、この仕様を保有する病院は多くないと言われています。
Vビームレーザーで残念な点を挙げるとすれば、費用負担が挙げられます。
安定性と効果の面で血管レーザーの中でも優れているとされていますが、機器自体が高価であり、毎年維持にも費用がかかるため、具体的な施術費用はカウンセリング後に案内を受けるのが正確です。
デュアル波長が意味すること
Vビームプリマはブイビームパーフェクタとは異なり、595nmだけでなく1064nm波長も併せ持っています。デュアル波長であるため、赤い血管だけでなく、深い血管、青い血管まで治療でき、スポットサイズあたりのエネルギーが大きくなり、広い面積を治療するのに有利です。
冷却も強力に作動するため、副作用の負担を軽減する利点があります。
赤いニキビ跡も気になる場合は、赤いニキビ跡ケア情報も参考にしてください。
ご不明な点は赤ら顔レーザー治療チャット相談でお問い合わせください
何回受けるべきか、痛みはどの程度か
Vビームプリマを受ける回数は、赤みの程度や肌の状態によって異なりますが、一般的に3~5回程度で変化を確認できると報告されています。
ただし、赤ら顔は一時的な疾患ではなく慢性疾患に近い性質があるため、その後も維持治療を受けることが赤ら顔や酒さの予防に役立ちます。
痛みは、大きく痛んだり、大きな不快感なく受けられるレベルと報告されています。施術前の麻酔は不要で、施術中は輪ゴムを軽く弾く程度の刺激なので、小さなお子様でも受けることができ、施術後の日常生活への復帰も早い方です。
レーザー治療後の効果は、肌の状態や身体の反応によって差があり、半永久的な結果が期待できると報告されています。ただし、個人差がある場合があります。
このような疾患は慢性的で再発が多いため、再発の兆候が見られたら早期に治療を受けることをお勧めします。
治療前後で覚えておくと良い点をまとめると以下の通りです。
- 赤ら顔は慢性疾患に近く、一度で終わるのではなく回数を分けてアプローチします
- 効果確認まで通常3~5回が挙げられますが、個人差がある場合があります
- 施術前の麻酔なしで受けられ、日常生活への復帰が早い方です
- 変化が見られた後も維持治療が再発管理に役立ちます
- 再発の兆候が見られたら、先延ばしにせず早期に診察を受ける方が良いです
シナジーレーザーはどうだろうか
血管レーザーの中でVビームの次にシナジー(シネジー)レーザーがよく挙げられます。
シナジーレーザーは585nm波長と1064nm波長を併せ持つレーザーで、軽度の赤いニキビ跡や赤いニキビ跡の改善がある程度報告されています。
ただし、585nm波長は595nmよりも短く、波長が短いほど皮膚の深部に入り込むのは容易ではありません。
エクセルVは赤ら顔専用機器なのか
赤ら顔治療費用が特に低く案内される場合、エクセルVレーザーを使用する可能性が高いです。エクセルVは532nm波長を使用しますが、前述の通り波長が短いと深く入り込むのが難しいです。
そのため、エクセルVはVビームやシナジーのように赤ら顔に特化した機器というよりは、脱毛や色素治療によく使われる機器です。
本院の経験では、赤ら顔や赤い傷跡のような血管治療では、3つの機器の中でエクセルVの反応が比較的劣る傾向があり、赤ら顔の分野ではVビームレーザーが最も良い反応を示すと考えています。
3つの機器の波長と主な用途を表にまとめると以下の通りです。
| 機器 | 主要波長 | 主な用途 |
|---|---|---|
| Vビームプリマ | 595nm, 1064nm | 赤ら顔、赤い傷跡などの血管治療 |
| シナジー | 585nm, 1064nm | 軽度の赤いニキビ跡、赤い傷跡 |
| エクセルV | 532nm | 脱毛、色素治療が主 |
1064nm波長は血管治療によく使われますが、赤い血管には反応が比較的弱く、脚やふくらはぎの静脈のように太くて深い青い血管により効果的です。
病院を選ぶ際に確認すべき点
赤ら顔や赤い傷跡のレーザー治療が上手な場所を探しているなら、どのような機器をどのような波長で使用しているか、そして皮膚科専門医が直接診療しているかを施術前に確認することが役立ちます。赤ら顔レーザー治療情報も一緒に確認しておくと、カウンセリング時に質問を整理しやすいです。
ご不明な点は赤ら顔治療相談チャットでお問い合わせください
イ・サンジュ代表院長 · 皮膚科専門医 延世スター皮膚科 新村本院代表院長であり、延世医科大学皮膚科学教室外来教授として、2026年大韓皮膚科医師会会長を務め、色素・傷跡をはじめとする皮膚診療を長年続けています。 イ・サンジュ代表院長プロフィールを見る 初回発行 2024-09-26 · 最終検討 2026年7月23日
治療反応と回数には個人差がある場合があり、正確な診断と機器の選択は診察を通じた医療スタッフとの相談が必要です。
