ニキビが治まった後も、肌表面がくぼんで影ができる跡が残る場合があります。鏡の前で最初に浮かぶ疑問は、たいてい一つに集約されます。「すでに深く陥没した傷跡も、再びなめらかになるのだろうか?」結論から言うと、陥没したニキビ跡は一度に消えることはありませんが、傷跡の形と深さに合った方法を選び、段階的にアプローチすれば改善が報告されています。
陥没ニキビ跡が特に厄介な理由
陥没ニキビ跡は、炎症が深い真皮層まで進行し、コラーゲンが損傷し、回復過程で組織が陥没したまま固まった状態を指します。表面の色素沈着跡とは異なり、構造自体がくぼんでいるため、美白や軽いレーザーだけでは変化が遅く感じられることが多いです。
何度か治療を受けても目立った変化がなく、途中で諦めてしまう方が多いのもこのためです。陥没した傷跡は、同じ顔の中でも形や深さがそれぞれ異なるため、一つの方法で全てを解決しようとすると限界が生じます。
陥没ニキビ跡は、単一の施術よりも傷跡のタイプに合わせて方法を組み合わせることで改善が報告されます。
傷跡の形状は、大きく次のように分類できます。
| 傷跡タイプ | 表面形状 | アプローチ方向 |
|---|---|---|
| ボックスカー型 (Boxcar) | 縁がはっきりとして広く陥没 | 境界の整理と陥没の矯正 |
| アイスピック型 (Icepick) | 狭く深く点のようにくぼむ | 深い部位の直接矯正 |
| ローリング型 (Rolling) | 緩やかに波打つような凹凸 | 真皮再生の刺激 |
詳しい傷跡の種類別の説明は、陥没ニキビ跡の原因と特徴で一緒にご確認いただけます。
深く陥没した傷跡、非縫合パンチ術という方法

深く陥没した傷跡に適用する方法の一つが非縫合パンチ術です。パンチを利用して陥没した傷跡部位を引き上げた後、糸で縫う代わりに特殊な薬剤で固定し、肌が自ら再生するように誘導する治療法です。
従来のパンチ術は、施術後に縫合糸で縫う負担がありました。延世スター皮膚科 新村本院は、この点を補完するために研究を進め、2011年に特殊薬剤で施術部位を固定する非縫合パンチ術を発表し、治療に適用してきました。

非縫合方式が持つ利点とは
縫合をせずに特殊薬剤で固定するため、施術過程が比較的簡単で、糸で縫った跡が残りません。施術後は再生テープを3日程度貼るだけで済むため、施術直後から軽い日常生活が可能な点も利点として挙げられます。
非縫合パンチ術の特徴をまとめると以下の通りです。
- 陥没した傷跡を引き上げ、表面の凹凸を矯正します
- 縫合糸を使用しないため、糸の跡の負担が少ないです
- 再生テープの貼付期間が比較的短いです
- 深く陥没した単独の傷跡に集中的にアプローチします

ただし、パンチ術は手術の一種であり、施術者のテクニックが結果に大きく影響します。国内でパンチ術を扱う医師が少ないのも、このような難易度のためです。どのような傷跡にどのような方法を適用するかは個人差があるため、診察を通じた判断が必要です。
ご自身の傷跡にパンチ術が適しているか気になる場合は、陥没傷跡治療方向チャット相談でお問い合わせを通じてお気軽にお尋ねいただけます。
施術者の経験が結果を左右します

延世スター皮膚科 新村本院は、パンチ術の大家として知られるオーストラリアのグレッグ・グッドマン博士から直接ノウハウを伝授され、治療に適用しています。パンチ術は、経験が不十分な状態で施術が行われると、かえって傷跡部位がでこぼこになる可能性があります。
診察室で見ると、同じ非縫合パンチ術であっても、傷跡をどのように読み取り、どこまで引き上げるかを判断する過程で結果に差が生じます。そのため、パンチ術の経験が十分な皮膚科医療陣に診察を受けることをお勧めします。

傷跡治療を始める前に知っておくと良い点
陥没した傷跡治療は、一度で終わるよりも、傷跡の深さと形状に応じて段階的に進行する場合が多いです。深い単独の傷跡はパンチ術のように直接矯正する方法で、広く分布した傷跡は真皮再生を助ける方法と組み合わせて行うこともあります。
非縫合パンチ術以外にも、傷跡の状態に応じてニキビ跡プレミアム オーダー治療や外科的傷跡修復術を一緒に検討することもあります。また、まだニキビが進行中であれば、新しい傷跡を減らすためにニキビ自体のケアとニキビ跡全般の理解を並行することが役立ちます。
治療の方向性は傷跡のタイプと肌の状態によって異なる場合があるため、開始前に十分なカウンセリングを通じて計画を立てることをお勧めします。
様々な治療を受けても変化を感じられなかった方や、非縫合パンチ術について気になる方は、ニキビ跡治療チャット相談でお問い合わせでご自身の傷跡の状態についてお気軽にご質問いただけます。
お読みいただきありがとうございます。

イ・サンジュ代表院長 (延世大学校医科大学・大学院医学博士、セブランス病院皮膚科専門医修了、大韓皮膚科学会会長) イ・サンジュ代表院長プロフィール 初回発行 2024-04-19 / 最終検討 2026-06-16
本内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、治療結果や経過には個人差がある場合があります。正確な診断と治療方針は医療陣との相談を通じて決定してください。
