ヘアアイロンによる火傷の傷跡、時間が経っていても治療が可能です | 新村 延世スター皮膚科
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ヘアアイロンによる火傷の傷跡、時間が経っていても治療が可能です | 新村 延世スター皮膚科

ヘアアイロンによる古い火傷の傷跡、過色素・低色素の状態に合わせてピコトーニングとフラクショナル・ピンホールレーザーで段階的にアプローチする治療方向をご案内します。

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ヘアアイロンはヘアスタイリングに欠かせない道具ですが、高温に熱せられた面が顔や首、肩に触れて火傷につながるケースが少なくありません。「もうずいぶん時間が経っているのに、今から傷跡が薄くなるのだろうか」という質問を多くいただきます。結論から申し上げますと、古い火傷の傷跡も、傷跡の形態と色素の状態に合わせて段階的にアプローチすれば改善が報告されています。

火傷直後、傷跡を減らす応急処置

火傷を負った直後の処置が、その後の傷跡の深さを左右します。まず最初に行うべきことは、熱を冷ますことです。

  • 火傷部位を流れる冷水に20~30分間当てて、十分に熱を冷まします
  • 熱が引いた後、部位を消毒します
  • 湿潤ドレッシングを塗って、傷が乾かないように保ちます
  • 水ぶくれは、無理に潰さずにそのままにしておきます

この初期対応が適切に行われれば、傷跡が残る可能性を減らすことができます。ただし、対応が遅れたり、火傷の深さが深かったりした場合は、火傷の傷跡が残ってしまいます。

ヘアアイロンによる火傷の傷跡はどのような形で残るのか

火傷の傷跡は、一種類の見た目だけで現れるわけではありません。診察室で見ると、色素変化を伴うケースが最も一般的です。

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大きく分けて二つの色素変化に分類されます。

区分現れる様子主な原因
過色素沈着肌が黒ずんだり、濃い茶色に見える火傷後の炎症で色素が濃くなる
低色素沈着火傷部位が白く見えるメラニン細胞の破壊(主に2~3度以上の火傷)

同じ火傷でも、過色素沈着と低色素沈着では回復の方向性が異なります。色素が濃くなった傷跡と白く抜けた傷跡では治療原理自体が異なるため、傷跡の状態をまず区別することが第一歩です。

過色素沈着、色を合わせていくアプローチ

濃い茶色や黒色で残った過色素沈着には、レーザー治療を行います。当院ではピコトーニング治療を活用しています。ムラになって残った部分にピコトーニングを繰り返し照射し、周囲の肌と似た色に整えていく方法です。

一度にすべての色が消えるというよりは、照射を重ねるごとに徐々にトーンが均一になっていく流れと理解していただくと良いでしょう。色素の深さや量によって必要な回数には個人差がある場合があります。

ご不明な点は火傷の傷跡治療に関するチャット相談でお問い合わせください

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低色素沈着、メラニン細胞を蘇らせる方向

前述の通り、低色素沈着は2~3度以上の火傷により皮膚内のメラニン細胞が破壊された状態です。そのため、肌が自然に回復するためには、メラニン細胞が再び生き返る環境を作ってあげる必要があります。

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この際、フラクショナルレーザーとピンホール法で治療を進めます。フラクショナルレーザーは、肌に傷の回復反応を作り出し、メラニン細胞が自然に回復し、肌の色が元の状態に戻るように誘導することを目指します。

ピンホール法は、ウルトラパルスアンコールレーザーを用いて火傷の傷跡部位に微細な穴を開ける方法です。レーザーが皮膚の奥深くまで到達することで再生が誘導され、その過程で肌の色が回復し、周囲の肌と似た状態になるよう助けます。傷跡の厚さや範囲に応じて、ピンホールアルファマイルドピンホールのように強度を調節した方法を適用することもあります。

ピンホール法は、重度の火傷でいわゆる「餅肌」になった場合にも適用可能な方法で、延世スター皮膚科 新村本院で2000年代初頭から適用されてきた施術法です(いわゆるピンホール法の元祖と言えます)。

傷跡が深かったり、組織損傷が大きい場合

色素の問題を超えて、皮膚組織自体が深く損傷し、表面がでこぼこになったり、硬く固まったりしている場合は、レーザーだけでは限界がある場合があります。このような傷跡は、外科的傷跡修復術を併せて検討することもあります。傷跡の深さや位置によって適切な方法が異なるため、診察による判断が必要です。

治療前に知っておくと良い点

  • 古い傷跡ほど、一度の施術よりも段階的なアプローチが必要です
  • 過色素と低色素は治療原理が異なるため、正確な区別が先決です
  • 施術後は、紫外線対策を継続して色素が再び濃くなるのを防ぐ必要があります
  • 回復速度と結果は、火傷の深さ、部位、肌の状態によって個人差がある場合があります

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古いヘアアイロンによる火傷の傷跡は解決できないと決めつけがちですが、傷跡の状態に合わせて治療を続ければ、今よりも良くなる可能性があります。傷跡を毎日隠すことに気を遣うよりも、どのような方法が合っているか一度確認してみることをお勧めします。

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イ・サンジュ代表院長 (延世大学校医科大学・大学院医学博士、セブランス病院皮膚科専門医修了、大韓皮膚科学会会長) イ・サンジュ代表院長プロフィール 初回発行 2024-01-15 / 最終検討 2026-06-16

本内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、回復の様子や結果には個人差があり、正確な診断と治療方針は医療スタッフとの相談を通じて決定してください。

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