ニキビが治まった後も肌に残るくぼんだ跡は、単なる痕跡ではなく、真皮層まで損傷した結果です。初めて傷跡に直面した方が最初に疑問に思うのは「時間が経てば自然に薄くなるのか」ということですが、陥没したニキビ跡は自然回復が難しく、積極的な再生治療が必要な場合が多いです。
ニキビは細菌と炎症を伴うため、色素沈着や陥没した跡のような傷跡を残します。形や深さがそれぞれ異なるため、一つの方法だけで綺麗にすることは難しく、そのため複数の治療を組み合わせた複合的なアプローチが必要です。本日はニキビ跡がなぜできるのか、どのように回復を助けることができるのか、そして本院で行うトリプルリペアを中心にまとめてみます。
陥没したニキビ跡はなぜ治療が難しいのか
陥没したニキビ跡は、ニキビが肌に持続的かつ繰り返し炎症を引き起こす過程で皮膚細胞を破壊することで発生します。この炎症は、一般的に表皮で起こると考えられがちですが、実際には真皮の深い部分で始まります。
さらに、繰り返し発生するため、かなり広い範囲に組織破壊を引き起こします。見た目よりも深く広範囲であるため治療が難しく、表面だけを整える方法では限界があります。
陥没した傷跡は表皮ではなく真皮の損傷であり、損傷した細胞を刺激して再生を誘導し、へこんだ部分を埋めて正常な肌の状態に回復させることが治療の核となります。
陥没した傷跡にも種類があります
陥没したニキビ跡は、形状によって大きく3つに分けられます。どのタイプかによって適用する治療の比重が変わるため、ご自身の傷跡がどれに近いかを知っておくと相談がよりスムーズになります。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| アイスピック型 | 狭く深くへこんだ形 |
| ローリング型 | 境界が不明瞭な傷跡 |
| ボックス型 | 境界が明確な傷跡 |
同じ陥没した傷跡でも種類が混在していることが多いため、傷跡の様相と個人の肌の状態、再生力などを総合的に考慮した陥没したニキビ跡のカスタム治療が望ましいです。
レーザーだけでは不十分な理由
ニキビ跡治療によく使われるフラクセルレーザーは、毛穴と傷跡に広く使用されますが、真皮層まで十分に到達しないため、小さく浅い傷跡に主に利用されます。深くへこんだ傷跡には、再生刺激がより強い高出力レーザー機器を使用することもあります。
ただし、レーザーは表面と中間層を治療するのに強みがあるため、真皮の奥でしっかりと絡み合った線維組織が傷跡を下に引っ張っている場合には、レーザーだけで解決するのは容易ではありません。この点で施術的な療法が一緒に必要になります。
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トリプルリペア、3つを組み合わせる理由
本院で行うトリプルリペアは、レーザー、サブシジョン、細胞再生注射を一つにまとめた複合治療です。各段階が担う役割が異なるため、互いの限界を補完するように構成されています。
- レーザー 損傷した組織を刺激し、肌再生を誘導します
- サブシジョン 真皮の奥で絡み合った線維組織を切断し、傷跡を引っ張る根本原因を解決します
- 細胞再生注射 再生過程を助け、へこんだ部分が満たされるようにサポートします
- 3つを一緒に適用すると、単独治療よりも明確な変化が期待できると報告されています
サブシジョンは高出力レーザー機器と併用することが望ましく、ここに細胞再生注射を加えることで回復にさらに役立ちます。診察室で見ると、以前の治療で満足のいく結果が得られずに来院された方の中には深い傷跡を持つケースが多く、複合治療でアプローチした際に変化の幅が大きくなる事例が少なくありません。
治療周期と回復過程
傷跡の深さや程度によって異なりますが、通常2ヶ月間隔で3~5回程度の治療を行います。治療を受けた翌日から洗顔、シャワー、化粧程度の日常生活はすぐに可能です。
ただし、施術後約2週間はレーザーによる変化が現れることがあるため、事前に知っておくと慌てずに済みます。
- 細かいかさぶたができることがあります
- 赤みや紅潮が出ることがあります
- 内出血や腫れを伴うことがあります
- 痛みに敏感な方は麻酔クリームを塗ってから治療を受けることをお勧めします
これらの反応には個人差があり、ほとんどの場合、回復過程で徐々に治まります。
赤みが伴う場合
陥没した傷跡に紅斑などの赤みが伴う場合は、血管レーザーであるVビームプリマレーザーを併用することで、赤いニキビ跡の改善に役立つことがあります。傷跡のへこみと赤みを一緒にケアすることで、全体的な肌トーンの改善にもつながります。
最後に
陥没したニキビ跡は深さも形も人それぞれ異なるため、定型化された一つの方法よりも、ご自身の肌の状態に合わせた複合治療が回復に有利です。普段からニキビが繰り返される場合は、傷跡が深くなる前にケアを始めるのが良いでしょう。
ご自身の傷跡がどのタイプで、どの組み合わせが合っているか気になる場合は、まずはお気軽にカウンセリングを受けてみることをお勧めします。
💬 今すぐ相談するイ・サンジュ代表院長 (延世大学校医科大学・大学院医学博士、セブランス病院皮膚科専門医修了、大韓皮膚科学会会長) イ・サンジュ代表院長プロフィール 初回発行 2023-09-27 / 最終検討 2026-06-16
本内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、治療反応と回復様相には個人差があります。正確な診断と治療計画は医療スタッフとの相談を通じて決定してください。
