人中(鼻の下)の傷跡は、決まった公式通りに消す部位ではなく、一つずつ合わせていく部位です。診察室で最も多く受ける質問の一つが、人中の傷跡をどのように治療するかということですが、傷跡は原因と人、部位によって形がすべて異なります。同じ口唇口蓋裂の傷跡でも人によって形態が異なるため、決まった枠にはめ込むよりも、見苦しい原因を一つ一つ解決しながら、最も自然な姿に近づくように整えていく過程に近いと言えます。
人中の傷跡はなぜできるのか
人中の傷跡の原因は、思ったより多様です。最も一般的なケースはニキビや髭剃りでできた傷で、最近では鼻の手術のような整形手術後に残る傷跡も少なくありません。稀に転倒など外傷でできる場合もあります。
- ニキビや髭剃りでできた傷
- 鼻の手術など整形手術後に残った跡
- 転倒など外傷でできた傷跡
手術をすれば傷跡は残るという事実から
手術をすれば傷跡は必ず残ります。ただし、私たちが本当に知りたいのは、社会生活や日常生活に支障をきたすほど目立つ傷跡が残るかということです。縫合糸を除去し、一定期間が経過した後の経過を見れば、ある程度推測できます。
赤みが早く引いて傷跡が盛り上がらなければ、ひどく残る可能性は低い方で、逆に赤みが続いたり、部位が盛り上がったりする場合は、徐々に硬くなる可能性があるため注意が必要です。
治療がうまくいく部位、難しい部位
傷跡治療の結果は、部位の影響を大きく受けます。一般的に再生力が良い顔の皮膚は回復しやすい傾向があり、手足のように再生力が低い部位になるほど難しくなります。顔の中でも鼻とその周辺である人中は、血液供給が比較的不足しており、再生力が低いため、慎重に扱う必要がある部位です。
レーザーとフィラーを併用する理由
人中の傷跡が非対称に見える大きな原因の一つは、皮膚内部の癒着です。このような場合、レーザーで癒着した部分をある程度ほぐした後、ボリュームが不足している部分をフィラーで仕上げると、完成度を高めるのに補助的に役立つことがあります。
治療周期はどのくらいが良いか
治療周期は医師の経験によって異なりますが、1ヶ月間隔をお勧めしています。間隔が短すぎると肌に負担がかかることがあり、長すぎると全体の治療期間が長引くため、特別な問題がなければ1ヶ月程度が無難です。ちなみに、脱毛は傷跡治療がすべて終わった後に行うことをお勧めします。脱毛レーザーの強いエネルギーが治療部位を過度に刺激すると良くない場合があるためです。
先延ばしにしない方が良い理由
人中の傷跡は、可能であれば早く整える方が良いです。できてから時間が経っていないほど治療が少し楽な面があり、何よりも口唇口蓋裂の傷跡は、周囲に知られるのではないかという負担が本人にとって大きなストレスになることがあります。あえて先延ばしにする理由はありません。十分に治療すれば、他人が見ても気づかずに通り過ぎる程度の自然な結果を期待することができます。
結果には個人差がある場合があり、正確な診断・治療は診察後に決定されます。
文. イ・サンジュ代表院長 (延世スター皮膚科) · 医療陣紹介 · 最終検討 2026-06-03
