タトゥー除去費用は、面積や色、機器、回数によって大きく異なります。あるインフルエンサーが全身のタトゥーを消すのに多額の費用をかけたというニュースが話題になり、診察室でも「なぜそんなに高いのか」「痛みはどれくらいひどいのか」と尋ねる方が急増しました。そこで、皮膚科専門医の視点から、タトゥー除去費用の真実と、始める前に必ず知っておくべき3つのポイントをまとめます。動画内の金額は事例を説明するための例であり、誰にでも保証される費用ではありません。
面積が広いほど施術時間が長くなります
タトゥーの面積が広いほど、施術にかかる時間が長くなります。腕全体を消すには、同じ場所で長時間レーザーを照射する必要があり、全身にある場合は半日近くかかることもあります。また、カラータトゥーは1種類の波長では消えず、複数の波長を使用する必要があるため、施術時間がさらに長くなり、難易度が高い、または特定の部位にあるタトゥーも時間がかかります。
機器によって結果と費用が異なります
どのレーザーを使用するかによって、材料費に大きな差が出ます。以前はQスイッチNd:YAGレーザーがタトゥー治療に多く使われていましたが、最近ではピコ秒レーザーが多く使用されています。これら2つの機器の機械代はかなりの差がありますが、より良い機器を使用する理由は、治療結果がより優れているためです。
タトゥーは一度では消えません
タトゥー除去は複数回にわたって行われます。タトゥーによっては1、2回で終わることもありますが、インクが多く入っている場合は複数回が必要になることがあります。1回あたりの費用は大きくなくても、全体の回数を合計すると総費用が大きくなる可能性があることを覚えておく必要があります。
- 初期: 大きな色素の塊を細かく砕く段階です
- 中期: 砕かれた粒子が排出され、視覚的に薄くなり始めます
- 後期: 浅いタトゥーは概ね薄くなりますが、個人差があります
広範囲のタトゥーを入れる前に、後で消す際に少なからぬ費用と時間がかかる可能性があることを、あらかじめ念頭に置いておくと良いでしょう。
回復を左右する生活習慣
タトゥー除去後のケアが結果を左右します。顔から遠い部位は皮膚の再生力が低下するため、回数がさらに必要になることがあり、カラータトゥーも同様です。特に施術後に飲酒や喫煙をすると皮膚の代謝が変わり効果が低下するため、回復期間中は飲酒と喫煙を避けることが重要です。
痛みを減らすには体調から
タトゥー除去が痛い理由は、レーザーが色素粒子を破裂させ、周囲の神経を刺激するためです。色素が多いほど多く破裂するため、初期ほど痛みが強く、回数を重ねるごとに粒子が減り、痛みが少なくなります。体調が悪いと痛みを感じやすいため、施術前日の過度な飲酒や喫煙は控えることが望ましいです。
結果には個人差があり、正確な診断・治療は診察後に決定されます。
文. イ・サンジュ代表院長 (延世スター皮膚科) · 医療陣紹介 · 最終検討 2026-06-03
