こんにちは、皮膚科専門医のイ・サンジョ院長です。最近、うつ病により自傷行為後に残った傷跡で悩んで皮膚科を訪れる方が増えています。「自傷行為による傷跡」は社会的な認識のため治療をためらい、適切な時期を逃してしまうケースが多くあります。しかし、治療時期を逃さずに積極的に治療を受ければ、ほとんど痕跡を残さないほど改善される可能性も十分にあります。本日は、自傷行為後の傷の段階から傷跡として残る場合の治療方法について詳しく説明いたします。特に傷跡治療にもゴールデンタイムがあることを覚えておくことが重要です。
自傷行為による傷、初期対応が重要です
一般的な傷と同様に、自傷行為による傷も皮膚に損傷を与えるものであるため、二次的な細菌感染を防止するための適切な消毒が必須です。
- 感染の恐れがある場合、抗生軟膏を塗ることが役立つ場合があります。
- 湿潤ドレッシング、つまりデュオダームのような製品を貼っておくことも傷の回復に良い影響を与えます。
ただし、傷の深さが浅い場合は上記の方法で管理が可能ですが、深い傷は縫合が必要となる場合があります。この場合、お近くの皮膚科や外科を訪れて適切な縫合治療を受けることが重要です。
傷跡治療のゴールデンタイムを逃さないでください
自傷行為による傷跡も、一般的な傷跡と同様に治療のゴールデンタイムが存在します。可能であれば、傷が治癒し初期から治療を開始することが非常に重要です。
赤い状態の傷跡の場合には、血管レーザーを利用して過度な血管を減らすことで、比較的良い結果を得ることができます。
白い傷跡、レーザー治療で改善が期待できます
もし赤い傷跡の治療時期を逃したり、傷跡がひどい場合には、白い傷跡として定着することが多くあります。このような場合でも治療は可能です。
過去には傷跡治療方法として手術的な方法が主に用いられていましたが、自傷行為による傷跡のように手首や腕の部位に複数の傷跡がある場合、手術後に傷跡がさらに目立ったり、皮膚移植後に美容的に満足できないケースが多くありました。
最近ではレーザー治療が多く試みられており、特にピンホール法がほとんどの医師に良い効果を示すと同意されています。
ピンホール法とは?
ピンホール法は、傷跡部位に微細な穴を開けて皮膚再生を誘導する方法です。長い傷跡を少しずつ埋めていく方式だとお考えください。一度の治療で完全に消えるわけではなく、繰り返し治療が必要であるという点はありますが、大きな副作用なく比較的安全に傷跡を改善するのに役立つ可能性があります。
タトゥーで隠した傷跡、一緒に治療できます
自傷行為による傷跡を隠すためにタトゥーを入れるケースもありますが、タトゥーだけでは傷跡のラインが完全に隠れず、再び病院を訪れる方が多くいます。このような場合には、タトゥーを消すレーザー治療と傷跡を消すレーザー治療を併行して行います。
二つの治療を同時に行うため、治療期間が長くなる可能性があり、使用できるレーザーの種類が制限される可能性があることを考慮する必要があります。
自傷行為による傷跡治療、一人で悩まないでください
本日は自傷行為による傷跡治療について一緒に見てきました。傷跡はもはや隠すべきものではありません。傷の初期から積極的に治療を開始すれば、十分に改善される可能性が開かれています。一人で悩むのではなく、皮膚科専門医と相談してご自身に合った最適な治療計画を立てることが重要です。
