肝斑、一般的だが難しい皮膚疾患
顔の両頬にまだらに現れる肝斑は、多くの方の悩みです。肝斑で悩む方が多いだけに、オンラインには「塗るだけで肝斑が嘘のように消える」というクリームやアンプルなどの化粧品広告から、重曹や酢などを使った民間療法まで、自宅で肝斑をなくす方法だと主張する様々なコンテンツが溢れています。果たして、このようなホームケアや民間療法が実際に肝斑の改善に効果があるのでしょうか?
自宅での肝斑ケア、効果は限定的です
残念ながら、肝斑はレーザーや薬物治療のような専門的な治療でも改善が容易ではない難治性皮膚疾患です。このため、ホームケアだけでは実際に良くなることは難しいです。むしろ、誤った方法を試すと肌を損傷させ、肝斑を悪化させる結果を招く可能性があるため注意が必要です。
最も効果的な肝斑治療法、ピコトーニング
現在までに知られている肝斑除去治療方法の中で最も効果的なのはピコトーニングです。ピコトーニングは、1兆分の1秒という速さでレーザーを照射し、肝斑の原因となるメラニン色素を弱い強度で複数回トーニングすることで、色素の機能を低下させたり除去したりする方法です。
ピコトーニングは、一般的に2~3週間間隔で10回以上治療を受けると、ほとんどの場合、治療前よりも肝斑が目に見えて改善される効果が期待できます。
塗る肝斑治療薬、どの程度の効果が期待できるのか?
肝斑レーザー治療が効果的であることは知っているものの、費用が負担で処方を受けて塗る肝斑治療薬を使用する方もいらっしゃいます。この方々がどの程度の効果があるのか気になることが多いです。
実際、肝斑改善に効果的であると知られている代表的な成分はハイドロキノンです。この成分が単独で使用されたり、様々な成分が混合されたコンビネーションクリームの形で市販されています。
- 代表的な製品:メラノンクリーム、ドミナクリームなど
- 期待できる効果:約20~30%程度の肝斑改善が報告されています。
ご自身に合った肝斑治療法を選択する
肝斑治療法を選択する際は、個人の状況と期待値を考慮することが重要です。
- 塗る肝斑治療薬:比較的少ない費用で肝斑が少し改善されることに満足される方に適している場合があります。
- ピコトーニング:より満足のいく肝斑改善効果を望むなら、効果が比較的確実なピコトーニングを行うことが役立つ場合があります。
ご不明な点があれば、皮膚科専門医と相談してご自身に最も適した治療計画を立てることをお勧めします。
