こんにちは。皮膚科専門医のイ・サンジュです。前回は、初期の赤い傷跡の治療法についてお話ししましたが、今回は手術後に残った傷跡について詳しく見ていきましょう。病気の治療や美容目的で手術を受けた後には、ほとんどの場合、手術の傷跡が残ります。
一般的に、皮膚の表皮層のみが損傷した場合は傷跡を残しませんが、皮膚の真皮以上に損傷が及ぶと、傷跡ができてしまいます。手術は皮膚の全層に影響を与える施術であるため、傷が回復する過程で、すべての手術部位は傷跡につながる可能性があります。
様々な手術の傷跡の種類
手術の傷跡は基本的に一直線の形をしていますが、体質や部位によって様々な形で残る可能性があります。
- 一直線状の線状瘢痕: 細い糸のように残ることもありますが、白みが強く視覚的に目立つ場合が多いです。顔の整形手術後に主に見られます。
- 開いた傷跡: 関節部位、特に整形外科的施術を受けた肩や膝の部位で、傷跡がひどく開く場合があります。まるで芋虫のように見えると訴える患者さんもいらっしゃいます。
- 肥厚性瘢痕: 線状の傷跡が盛り上がり、赤みを帯びた傷跡です。胸の手術後に部位が赤く盛り上がるのが代表的な例です。
- ケロイド瘢痕: 体質的に傷跡が元の損傷範囲を超えて大きく盛り上がる場合を指します。体質の影響を受けるため、どの部位にも発生する可能性があります。
- でこぼこしたり、へこんだ傷跡: 手術部位が不均一であったり、くぼんで悩んでいる方も多いです。
手術の傷跡治療、どのような方法がありますか?
手術の傷跡を治療する方法は、大きく2つに分けられます。
再手術
傷跡の大きさを小さくできるという利点がありますが、体質的に傷跡ができやすい場合は、傷跡がさらに大きくなったり、そのまま残ったりすることも多いです。
レーザー治療
レーザーは、傷跡部位の形、色、大きさに合わせて適切に整える治療だと考えてください。比較的副作用が少なく、効果が期待できるという利点がありますが、複数回の施術が必要であるという欠点があります。
傷跡タイプ別カスタムレーザー治療法
傷跡は、形、大きさ、深さ、色など様々な特性を持つため、一つのレーザー治療だけですべてを満足させることは困難です。傷跡の特性に合わせて適切なレーザーを使用することが重要です。
- 黒い傷跡: 美白に使用されるQスイッチレーザーやピコレーザーなどを用いて色を明るくします。
- 赤い傷跡: 血管レーザーを使用して傷跡の赤みを減らし、高さを平らにします。
- でこぼこしたり、へこんだ傷跡:
- ピンホール法のようなフラクショナルレーザーを利用すると、傷跡部位に新しいコラーゲンと新しい皮膚が満たされ、傷跡が正常な皮膚に近づく効果が期待できます。
- 剥皮性レーザーは、傷跡部位のでこぼこしたり、突き出たり、へこんだ部分を均一にすることができます。
レーザー以外に考慮できる施術
皮膚科では、手術とまではいかないものの、簡単な施術的な方法も多く使用します。
- 傷跡部位に直接注射を打つ方法
- 傷跡部位がへこんでいる場合は、下を切るサブシジョンやパンチのような施術法
成功的な手術の傷跡治療のために
このように、手術の傷跡はその形、大きさ、色、深さが非常に多様です。したがって、個人の傷跡の特性に合った適切な治療を受けることが重要です。特に、様々なレーザー治療が必要であり、多くの経験が求められるため、専門病院で治療の相談を受けることが望ましいです。今日の動画がお役に立てたことを願っています。
