こんにちは。皮膚科専門医のイ・サンジュです。最近のように肌寒くなる天候でさらに悪化する可能性のある赤ら顔について詳しく見ていきましょう。
赤ら顔とは、どのような疾患ですか?
赤ら顔とは、文字通り顔が赤くなりやすい現象を指します。私たちが怒ったり緊張したりしたときに顔が赤くなるのも、赤ら顔の一種と理解すると分かりやすいでしょう。
顔が赤くなりやすい赤ら顔、なぜできるのでしょうか?
赤ら顔ができる原因は非常に多様です。
- 体質的要因: 肌が白く血管が透けて見える体質の場合、顔が赤くなりやすいことがあります。
- 環境的要因: 紫外線に多くさらされたり、寒さに長くいると顔が赤くなりやすいです。
- 内科的疾患: 特定の内科的疾患によって赤ら顔が発生することもあります。
- 皮膚科的疾患: 酒さのような皮膚科疾患も赤ら顔を引き起こす可能性があります。酒さとは、お酒をたくさん飲んでできる病気ではなく、顔がバラ色に赤くなりやすく炎症が生じる疾患です。赤ら顔は酒さの最も初期症状として現れることが多いです。
赤ら顔、どのように治療できますか?
赤ら顔を治療する方法は、大きく分けて3つあります。薬物治療、レーザーおよび光治療、そして普段のケアです。
1. 薬物治療: 飲み薬と塗り薬
薬物治療には飲み薬と塗り薬があります。
- 飲み薬: 赤ら顔は血管が拡張しやすいことで生じる疾患であるため、飲み薬は血管収縮を誘発する薬物です。ただし、顔だけでなく全身に影響を与える可能性があるため、臨床ではあまり使用されません。
- 塗り薬: 最近では、血管収縮を誘導して赤ら顔を改善する塗り薬も登場しています。代表的なものにミルバソという薬物があり、朝塗ると夕方まで赤みを抑えることができるという利点があります。しかし、これらの薬物治療は根本的な治療というよりも一時的な症状緩和を目的とするため、他の治療法と併用することをお勧めします。
2. レーザーおよび光治療: 赤み改善のための方法
レーザーとIPLのような光治療は、赤ら顔の原因となる血管を破壊して赤みを改善する方法です。代表的なレーザーとしては、Vビームレーザーやシナジーキルレーザーのようなパルス色素レーザーがあります。これらのレーザーは血管にのみ選択的に作用し、赤ら顔の原因である血管を破壊します。
赤ら顔は治療が非常に難しい疾患として知られています。特に、赤みが出たり寒くなるとまた引いたりする現象があるため、病院での治療が容易ではありません。最近では、顔に血管拡張剤を塗って顔をさらに赤くした後にレーザー治療を行う紅斑誘導レーザー治療のような新しい方法も良い効果を示し、多くの研究結果が発表されています。
赤ら顔治療、これだけは覚えておきましょう!
赤ら顔治療において重要なポイントは次の3つです。
- 早く治療を開始する: 赤ら顔は進行性であるため、悪化することが多いです。したがって、一日でも早く治療を開始することが治療結果を高めるのに役立ちます。
- 継続して治療する: 一度の治療で赤ら顔が完全に消えるわけではなく、継続して治療することで良い結果を得ることができます。
- 普段からしっかり管理する: 赤ら顔は外部的な要因の影響を大きく受けます。したがって、普段から健康管理に留意することが治療結果を高める上で非常に重要です。
日常生活における赤ら顔の管理法
赤ら顔は治療を受けても、ケアを怠るといつでも再発する可能性があります。普段から血管が拡張しやすい環境を避けることが重要です。
- 食べ物: 辛いものや熱い食べ物は避けるべきです。
- お酒とタバコ: お酒は血管を拡張させ、タバコも血管を拡張させると言われているため、必ず避けることをお勧めします。
- 環境: サウナのように急激な温度変化がある場所は避けるべきです。
- 化粧品: 日焼け止めを必ず使用し、保湿を十分に行う必要があります。
- 健康管理: 疲労やストレスは肌全体の状態を悪化させる可能性があるため、普段から健康管理にも留意することが良いでしょう。
以上、皮膚科専門医のイ・サンジュでした。
