
眉毛やアイラインに半永久メイクを施した後、色が気に入らず除去を検討されている方が多くいらっしゃいます。しかし、カウンセリングで最もよく聞かれる質問は「一度で全て除去できますか?」です。
結論から申し上げると、複数回に分けて施術を行います。その理由と、どのような機器でどのようにアプローチするのかをまとめました。
色素が残っている場所から確認します
半永久メイクに使用された色素物質は、表面ではなく真皮層の深部に浸透しています。見た目には薄く見えても、肌の奥には色素がそのまま残っている場合があります。
この深さのため、一度の照射で色素を全て引き上げることは困難です。最低3回から5回程度繰り返して除去する方法が効果的であると報告されています。

施術前に何を見るか
同じ眉毛のアートメイクでも、条件はそれぞれ異なります。施術設計前に以下を確認します。
- 個人の肌タイプ
- 使用された色素の種類
- 真皮内の色素の深さ
この3つを診断した後、その人に合った照射強度と間隔を設定します。肌の状態を正確に把握することで、損傷や傷跡の負担を減らす方向で進行することができます。
医療機関で施術を行うべき理由
半永久メイクの除去は、皮膚科で受けることをお勧めします。費用が安いサロンで除去施術を行うことは、医療法上許可されていないためです。
色素の種類と深さを判断し、それに合わせてレーザーを調整することは、診断が先行されなければならない領域です。

ナノ秒レーザーからピコ秒レーザーへ
以前は半永久メイクを除去する際にナノ秒レーザーを使用していました。最近ではピコ秒レーザーを使用するケースが増えています。
| 区分 | ナノ秒レーザー | ピコ秒レーザー |
|---|---|---|
| 照射単位 | ナノ秒 | 1兆分の1秒 |
| 照射速度 | 比較的遅い | 比較的速い |
| 周辺組織 | 損傷のリスクがある | 表皮層の損傷が少ない方 |
| 色素分解 | 粒子が比較的大きい | 色素をより細かく分解 |
| 痛み | 比較的大きい | 最小化される方向 |
当院では半永久メイク除去にピコ秒レーザーであるピコウェイを使用します。機器構成と進行方法はRゼロ ピコプレフラクションタトゥー除去案内にまとめてあります。

機器と同じくらい重要なのは施術者のテクニック
半永久メイク除去は、結局のところ施術者の手技によって結果が分かれます。当院は傷跡分野で20年間培ってきた治療経験を基に、個人の肌状態を診断し、除去後に残る可能性のある傷跡を最小限に抑える傷跡予防安全システムを併せて運用しています。
色素を除去することと肌を守ることを別々に考えないということです。別の方法が必要な場合はNd:YAGタトゥー除去でアプローチすることもあります。

除去を決意されたら
複数回に分けて進行すること、その回数と間隔が色素の深さと肌タイプによって異なるという点だけ覚えておくだけでも、カウンセリングがはるかにスムーズになります。結果と回復速度には個人差がある場合があります。
全体の進行フローはタトゥー除去診療案内でご確認いただけます。


作成・医学監修 イ・サンジュ代表院長(皮膚科専門医) 延世大学校医科大学卒業・同大学院医学博士・セブランス病院皮膚科専門医 現 延世医大皮膚科学教室外来教授・2026年大韓皮膚科医師会会長 医療陣紹介を見る
初回発行 2025-02-21・最終検討 2026-07-29
本記事は一般的な医学情報であり、個人の診断と治療に代わるものではありません。結果と回復経過には個人差がある場合があります。
