
鎖骨は薄い皮膚のすぐ下に骨が接している構造です。タトゥーを入れると印象的に見えますが、その分、痛みと難易度が高い部位に属します。
この記事では、鎖骨のタトゥーを除去する際に、どのような方法で除去が行われるのか、痛みはどの程度なのか、施術後に何を注意すべきかをまとめました。
鎖骨という部位の条件
皮膚が薄く、すぐ下に骨と筋肉があります。タトゥーを入れる際にはインクが真皮層深くまで浸透しやすく、除去する際にはレーザーエネルギーの伝達が痛みに直結する可能性があります。
部位の特性がもう一つあります。鎖骨は腕や肩の動きが頻繁なため、施術後に摩擦や刺激にさらされやすいです。回復速度が遅くなる可能性がある条件です。

色素を微細粒子に分ける段階
ピコ秒レーザーは1兆分の1秒単位で短く光を照射し、タトゥー色素を微細な粒子に分解します。従来のナノ秒レーザーよりも色素破壊力が高く、熱損傷が少ないと報告されており、鎖骨のような敏感な部位にも適用します。
波長を使い分けるため、黒や紺のような濃い色素から赤、黄のようなカラータトゥーまで幅広く対応できます。機器構成はRゼロ ピコプレフラクションタトゥー除去案内にまとめてあります。
同じ場所に複数回照射する方法
レーザー施術後には、皮膚が白く変化するバブル反応が生じます。従来は、この反応が落ち着くのを待ってから再度照射していました。
バブルを素早く除去すると、同じ場所に最大4回までレーザーを照射できます。
色素粒子が再定着する前に連続して照射するため、除去率が上がると報告されています。施術回数とともに、痛みや炎症反応の負担も減らす方向です。

痛みはどの程度か
鎖骨は皮膚のすぐ下に骨があるため、痛みが比較的強く感じられる部位です。レーザーエネルギーが色素層に到達する際、その振動と熱が骨に伝わるため、ピリピリとしたり、チクチクする痛みを訴える方が多いです。
緩和のために以下を考慮します。
- 施術前に部分麻酔クリームまたは冷却麻酔で皮膚の痛みを軽減します
- 傷跡発生予防も同時に考慮する場合は、ピンホール法 火傷・手術傷跡施術案内を組み合わせて行います
ただし、ピコ秒レーザーは照射時間が非常に短いため、熱感が長く持続することはありません。我慢できるレベルだと感じる方が多いです。痛みの感じ方には個人差がある場合があります。
ご不明な点は今すぐチャットでお問い合わせくださいで気軽にお尋ねいただけます。

施術後の管理
| 項目 | 方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 施術直後 | 冷湿布で熱感を鎮静 | 赤みと腫れの緩和 |
| かさぶた、皮 | 手で除去しない | 感染リスクと色素沈着の可能性 |
| 3日から5日 | サウナ、運動、飲酒を避ける | 血流量増加により炎症が生じる可能性 |
| 回復期中 | 日焼け止めを使用 | 色素再沈着と色調再発の防止 |
| 回復期中 | 保湿剤を使用 | 乾燥防止と傷跡予防 |
| 回復完了前 | 衣類、バッグのストラップとの摩擦を最小限に抑える | 刺激にさらされやすい部位 |
露出が多い部位である点
鎖骨は美容的に露出が多い部位であるため、除去する際には傷跡なくきれいな結果を望む部位です。
ピコ秒レーザーとバブル除去技術を併用することで、濃いインク色素を扱いながら、痛みや副作用の負担を減らす方向で進めることができます。ただし、施術後には継続的な管理と刺激の最小化が必要です。
全体の進行フローはタトゥー除去診療案内で、他の方法はNd:YAGタトゥー除去でご確認いただけます。


作成・医学監修 カン・ジンムン代表院長(皮膚科専門医) 延世大学校医科大学卒業・セブランス病院皮膚科専攻医・現 延世医科大学皮膚科学教室外来教授 大韓皮膚科学会・大韓医学レーザー学会会員 医療陣紹介を見る
初回発行 2025-10-22・最終検討 2026-07-29
本記事は一般的な医学情報であり、個人の診断と治療に代わるものではありません。結果と回復経過には個人差がある場合があります。
