でこぼこに陥没した傷跡は、鏡を見るたびに気になり、化粧でもうまく隠せないため、さらに悩ましく感じる肌の悩みです。よくある質問の一つに「レーザーだけで陥没した跡は埋まりますか」というものがありますが、結論から言うと、フラクショナルレーザーで表面を整え、そこにジュベルックで真皮のコラーゲン生成を一緒に誘導することで、表面と内側を一緒に満たしていく方向でアプローチします。
本日は、新村 延世スター皮膚科で行うジュベルックを活用したニキビの陥没した傷跡治療がどのような原理で行われるのかをまとめます。
陥没した傷跡、なぜレーザーだけでは不十分なのか
陥没したニキビ跡は、ニキビの炎症が真皮層の組織を損傷し、その部分がへこんだ状態を指します。損傷した部位はコラーゲンが不足した空洞のように残るため、表面だけを整えても、へこんだ深さまで完全に埋めるのが難しい場合が多いです。
そのため、陥没した傷跡レーザーと呼ばれるフラクショナルレーザーで表皮と浅い真皮を整えながら、同時に真皮深部のコラーゲンを新しく補う方向が一緒に必要です。この不足部分を補う役割としてジュベルックを併用します。
スキンブースターとして知られるジュベルック、傷跡にも使われる理由
ジュベルックは、一般的に肌のキメとハリのためのスキンブースターとして知られていますが、陥没した傷跡を埋める目的でも活用されます。新村 延世スター皮膚科がジュベルックを傷跡治療に導入した理由もここにあります。

ジュベルックは、皮膚内の線維芽細胞を刺激し、新しいコラーゲン生成を誘導すると言われています。コラーゲンが満たされることで、へこんでいた部位が徐々に埋まっていく方式です。臨床では、おおよそ6ヶ月程度の時間が経過すると、陥没した部分が埋まる変化が確認され、進行速度と程度には個人差がある場合があります。
ジュベルックとフラクショナルレーザー、一緒に使う理由
ジュベルックを単独で使うよりも、陥没した傷跡レーザーと呼ばれるリポットレーザーのようなフラクショナル機器と併用することが重要です。

レーザーが傷跡周辺組織を刺激して再生環境を作り、その上でジュベルックがコラーゲンを補う構造です。表面を整える作業と内側を満たす作業が同じ方向でかみ合うことで、傷跡の深さと境界が滑らかになる流れが期待できます。
傷跡の様相によって併用施術の構成と間隔は異なる場合があるため、本院ではニキビ跡プレミアム オーダー治療のように、個人別の傷跡の形に合わせて組み合わせを設計します。
陥没した傷跡は、一つの方法で完成するよりも、表面を整えるレーザーと内側を満たすコラーゲン誘導が段階的にかみ合うことで、より自然な変化につながると報告されています。
治療の方向性にご興味がある方は、ジュベルック傷跡治療に関するチャット相談でお問い合わせを通じて、ご自身の傷跡の状態に合った案内を受けることができます。
傷跡フィラーとジュベルックはどう違うのか
傷跡フィラーとジュベルックを同じものだと考える方が多いですが、作用方式と持続様相には明確な違いがあります。
| 区分 | 傷跡フィラー | ジュベルック |
|---|---|---|
| 主要成分 | ヒアルロン酸 | コラーゲン生成誘導成分 |
| 効果様相 | 施術直後に満たされたように見える | 時間が経つにつれて徐々に満たされる |
| 持続傾向 | 分解され徐々に減少する | コラーゲンが定着し長期的な効果が期待できる |

フィラーはヒアルロン酸成分なので、施術直後からすぐに満たされたように見えますが、時間が経つと分解され、効果が減少する傾向があります。一方、ジュベルックは直後の変化が大きく現れなくても、線維芽細胞を継続的に刺激してコラーゲンを作り続けるため、長期的に見たときの流れが異なるとまとめることができます。
治療効果のために覚えておくと良い点
診察室で見ると、同じ施術を受けても、最後まで計画通りに治療を続けた方の経過は一貫して安定しています。陥没した傷跡治療は一度で完了することが難しいため、以下の点を念頭に置いておくと良いでしょう。
- 1、2回で即座に埋まることを期待するよりも、定められた回数を着実にこなすこと
- 医療スタッフと相談し、ご自身の傷跡の様相に合ったレーザーとジュベルックの組み合わせを決めること
- 施術間の推奨間隔を守り、コラーゲンが定着する時間を確保すること
- 施術後の紫外線対策や保湿など、基本的なケアを併用すること
- 変化が遅く感じられても、自己判断で中断せず、経過を一緒に確認すること
本院では、皮膚科専門医が個別カウンセリングを通じて傷跡の様相を確認した後、それに合った治療方針をご案内します。

まとめ
陥没したニキビ跡は、表面を整えるフラクショナルレーザーと内側を満たすジュベルックを併用することで、表面と深さを同時にケアする方向になります。ただし、傷跡の深さや形、肌の状態によって適切な構成と回数は異なるため、ご自身に合った計画はカウンセリングを通じて立てるのが良いでしょう。
ニキビの陥没した傷跡やジュベルック治療にご興味がある方は、私の傷跡に合った治療相談を受けるからお気軽にお問い合わせください。
イ・サンジュ代表院長(延世大学校医科大学・大学院医学博士、セブランス病院皮膚科専門医修了、大韓皮膚科学会会長) イ・サンジュ代表院長プロフィール 初回発行 2023-10-10 / 最終検討 2026-06-16
治療効果と経過は個人の肌の状態によって差がある場合があり、正確な診断と治療計画は医療スタッフとの相談を通じてご確認ください。
