こんにちは、延世スター皮膚科 新村本院です。
水痘を患った後にできた跡が、大人になってもそのまま残っていて気になるという方が少なくありません。最初に思い浮かぶ質問は通常一つです。「こんなに古い傷跡でも今から治療できるのか?」結論から申し上げると、時間がかなり経過した成人水痘跡も、段階的なアプローチで改善が期待できます。
水痘跡はなぜでき、なぜ長く残るのか
水痘は免疫力が低下する季節の変わり目によく見られ、集団生活をする小児や思春期に頻繁に発生します。感染力が強く、密接な空間では注意が必要な疾患です。
最初の2~3週間は明確な症状がなく、徐々に微熱とかゆみを伴う水疱性発疹が現れます。この時、胸、胴体、顔の眉間や額など、発症部位をひどく掻いて傷つけると、その部分が大人になった後も陥没した跡として残ります。

初期の傷跡と古い傷跡、何が違うのか
同じ水痘跡でも発生時期によって治療の難易度が異なります。以下の表でまとめます。
| 区分 | 初期の水痘跡 | 古い成人水痘跡 |
|---|---|---|
| 肌の状態 | かさぶた・浸出液が引いた直後 | 線維組織がしっかりと定着 |
| 治療方法 | レーザーや注射など比較的簡単 | 段階的な併用治療が必要 |
| 期間 | 比較的短い | 反復治療で漸進的な改善 |
初期にはかさぶたがなく、浸出液が止まった状態で比較的簡単にアプローチできます。一方、長く残った傷跡は、肌を内側から引っ張る線維組織がしっかりと定着しているため、余裕を持って治療計画を立てる方が良いでしょう。
過去に使われたレーザーピーリング、今改めて見ると
以前は成人水痘跡にレーザーピーリング術が多く使われていました。しかし、施術後に赤みがひどくなったり、傷跡部位がむしろ広がるという限界が報告されており、陥没した傷跡を埋める目的だけを見ると物足りなさが残る方法でした。

診察室で見ると、傷跡を単に削り取るアプローチよりも、陥没した底を引き上げ、縁を整える順序を分ける方が、より自然な結果につながるケースが多かったのです。

イントラシジョンとエルビウムヤグレーザーを使い分ける理由
延世スター皮膚科では、深く陥没した部分を改善するためにイントラシジョンとエルビウムヤグレーザーを併用します。
- イントラシジョンは、肌を内側から引っ張っている線維組織の傷跡を切断し、陥没していた部分に肉が盛り上がる空間を作ります。
- 約1ヶ月が経過すると、陥没した底にある程度肉が盛り上がる時期になります。
- この時、エルビウムヤグレーザーで縁を整え、正常な肌と似た高さに合わせます。
- 2つの段階に分けて行うことで、一度に削り取る方法よりも表面が均一に整えられます。
この方法は、2014年に延世スター皮膚科研究チームがSCI国際ジャーナルに紹介したことがあります。陥没した傷跡を扱う原理は陥没したニキビ跡の段階的治療と共通しており、傷跡自体の構造を整えるアプローチは外科的傷跡修復術にもつながります。
古い傷跡であるほど、一度の施術よりも段階を分けた反復治療で漸進的な改善を期待する方が現実的です。個人差があることを常に併せてお伝えしています。
ご自身の傷跡がイントラシジョンの対象なのか、他の方法がより適しているのか気になる方は、水痘跡治療の方向性についてチャット相談で問い合わせる。

治療後の回復と期間、事前に知っておくと良い点
施術直後には内出血や若干の紅斑が現れることがあります。回復の流れを事前に知っておくと、スケジュールを立てるのがずっと楽になります。
- 施術直後には内出血や紅斑が見られることがあるため、重要な予定は1週間ほど余裕を持たせるのが良いでしょう。
- 一度で終わると考えるよりも、1ヶ月間隔で最低5回程度の計画を念頭に置きます。
- 治療期間が長く感じられるかもしれませんが、同じ場所に水痘が再発しない限り、比較的長く維持される結果が報告されています。
- 回復期間中は、刺激や摩擦を減らし、日光への露出に注意するケアが役立ちます。
同様に陥没したり、広く残った傷跡でお悩みの場合、火傷の傷跡やニキビ跡プレミアム オーダー治療の情報も参考にすると、方向性を決めるのに役立ちます。

古いからと諦める必要はありません
成人水痘跡は、時間がかなり経過していても、段階を分けた反復治療で漸進的な改善が期待できます。重要なのは、傷跡の深さと状態を正確に把握し、ご自身に合った順序を決めることです。

20年以上にわたり傷跡治療を中心に手掛けてきた延世スター皮膚科 新村本院が、これからも皆様が疑問に思われる内容を丁寧にお伝えしていきます。

イ・サンジュ代表院長(延世大学校医科大学・大学院医学博士、セブランス病院皮膚科専門医修了、大韓皮膚科学会会長) イ・サンジュ代表院長プロフィール 初回発行 2024-12-16 / 最終検討 2026-06-16
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、傷跡の状態や治療反応には個人差があるため、正確な診断と治療計画は医療スタッフとの相談を通じて決定してください。
