
タトゥーは真皮層にインクを直接注入する施術です。一度彫ると、私たちの体の免疫細胞であるマクロファージが処理できないほど粒子が大きいため、時間が経っても自然に消えることはありません。
だからといって永遠に消せないわけではありません。最近の皮膚科では、ピコレーザーを活用したピコタトゥー除去にR0施術法を併用し、除去効率を高める方向でアプローチしています。
インクをどれだけ細かく粉砕するか
タトゥー除去レーザーは、皮膚内のインク粒子にレーザーエネルギーを照射し、粒子を物理的に細かく粉砕します。そうして小さくなった破片をマクロファージが吸収し、体外へ排出します。
つまり、重要なのは粉砕の程度です。破片が十分に小さくならないと、免疫細胞が再び手を出せず、色はそのまま残ります。


ナノ秒とピコ秒の間で分かれるもの
ピコレーザーは、ナノ秒、つまり10億分の1秒単位だった従来のレーザーよりもはるかに短いピコ秒、1兆分の1秒単位でエネルギーを照射します。
照射時間が極めて短いほど高いピークパワーが発生し、その力が光音響効果でインク粒子をより細かく粉砕します。
同じエネルギーを長く流し続ける代わりに、ごく短く集中させる方式なので、周辺の正常組織への熱損傷を減らすのにも有利です。ナノ秒方式との違いは、Nd:YAGタトゥー除去の案内と比較していただくと理解しやすいです。


色ごとに異なる波長が必要な理由
ピコウェイは、米国キャンデラ(Candela)社のオリジナルピコ秒レーザーで、米国FDAと韓国KFDAの認証を受けた機器です。タトゥー除去に多く活用される理由の一つは、複数の波長でインクの色別に合わせたアプローチが可能である点です。
| 波長 | 主に反応するインク |
|---|---|
| 1,064nm | 黒色や青色など暗い系統のインクに選択的に反応 |
| 532nm | 赤色や明るい系統のインク、そして表皮色素に反応 |
| 785nm | 緑色や水色系統など中間色に対応 |
複数の色が混ざったタトゥーや混合インクのタトゥーも波長を組み合わせてアプローチできるため、単一波長レーザーよりも対応範囲が広いです。同じ系統の機器で表皮色素を扱うピコ・デュアル・ゴールドダイヤトーニングの案内も一緒に見ていただくと、波長別の役割がよくわかります。


一度照射すると、なぜすぐに再照射できないのか
ピコタトゥー除去には長年の課題が一つあります。レーザーがインク粒子を粉砕する際に、皮膚内部に多量のバブル、つまり白色の気泡層が発生する点です。
このバブルがその後のレーザービームの透過を妨げます。一般的な方式では、1回の施術で1回しか照射できない理由がここにあります。

バブル層を取り除くR0施術法
この問題を補完するために活用されるのがR0施術法です。特殊な溶液を施術部位に塗布すると、レーザー照射後に発生したバブル層が素早く除去され、同じ施術時間内でレーザーを最大4回まで照射できる環境が作られます。
ただし、すべてのタトゥーに同じように適用されるわけではありません。タトゥーの種類や深さ、インクの種類、肌の状態によって適合性が異なるため、専門医の判断が必要です。構成はRゼロ ピコプレフラクションタトゥー除去の案内にまとめてあります。

除去期間を左右する条件
同じ大きさのタトゥーでも、除去期間と施術回数は個人によって異なる場合があります。一般的に、以下の要素が除去の難易度に影響を与えます。
- タトゥーの色
- タトゥーがある位置
- インクが入った深さ
- 個人の肌の状態
そのため、回数を事前に決めるよりも、カウンセリングでこれらの条件を一緒に確認した上で計画を立てる方が現実的です。

計画を立てて始める方が良いです
ピコタトゥー除去は、ピコレーザーの技術的発展にR0のような補助技術が加わることで、アプローチ方法が広がっています。しかし、施術回数と方法は上記の条件によって異なり、経過には個人差がある場合があります。
全体の進行フローはタトゥー除去診療案内でご確認いただけます。ご自身のタトゥーにどのような方法が合うかご不明な場合は、チャットで相談を残すから写真と共にお問い合わせください。

作成・医学監修 カン・ジンムン代表院長 (皮膚科専門医) 延世大学校医科大学卒業・現 延世医科大学皮膚科学教室 外来教授 大韓医学レーザー学会・大韓皮膚科医会 会員・著書 メディカルボディケア 医療陣紹介を見る
初回発行 2026-05-19・最終検討 2026-07-29
本記事は一般的な医学情報であり、個人の診断と治療を代行するものではありません。結果と回復経過には個人差がある場合があります。
