顔に残った傷跡は、その位置の特性上、目立ちやすく、小さな跡一つでも気になってしまうものです。最初に思い浮かぶ疑問は通常「いつから、どのような方法で治療を始めるべきか」ということでしょうが、傷跡の色やキメ、平坦か陥没しているかによってアプローチが異なるため、まず形を把握することが出発点となります。
顔の傷跡はなぜこんなに気になるのか
普段の生活でも顔に痕跡を残す状況は少なくありません。ぶつかったり、突然の事故、必要に応じて行った手術、さらには些細に見える爪の引っ掻き傷でさえ、人によっては長く残る傷跡につながることがあります。特に顔は、小さな跡でもかなりのストレスを引き起こす可能性があるため、初期の管理と早期治療で解決したい部位です。

傷跡は時間が経つにつれて自然に薄くなることもあります。ただし、ケロイド性、肥厚性、陥没性など、形によって経過が大きく異なるため、どのようなタイプかに合わせて機器と管理の方向性を決める過程が結果を左右します。似たような傷跡でも手術傷跡と火傷傷跡は厚みと色調が異なり、それに応じて推奨される治療も分かれます。
傷跡レーザー、いつ始めるのが良いか
手術や縫合後、または傷の周囲の表皮がある程度安定した状態と見なされる2〜4週間後から、徐々にレーザーを併用するケースが多く見られます。この時期の判断で必ず押さえておくべき点があります。
- 傷がまだ開いている、または感染、炎症が残っている場合は、まず十分な休息と治療が必要です。
- 出血が生じず、レーザー刺激で状況が悪化しないように、まず表皮の再生状況を確認します。
- 感染を鎮め、表皮が再生された後、専門医の診断の下で開始する順序を守ります。
- 傷跡の種類と深さ、原因、肌タイプによって適切な時期が異なります。

顔の傷跡治療は、できるだけ早い時期に対処する方が有利であると報告されています。ただし、早い開始自体よりも、傷が刺激でさらに悪化しないように条件を整えることが先決です。
傷跡レーザーの時期判断は、問題の種類と深さ、原因、肌タイプによって異なるため、必ず病院で状態を確認した上で決定する必要があります。

ご不明な点は傷跡治療時期に関するチャット相談でお問い合わせください。

傷跡タイプ別レーザー機器
傷跡は色素性か、血管性か、線維化が深く進行しているかによってターゲットが変わります。診察室で見ると、同じ「顔の傷跡」でも、どの層を、何をターゲットとして扱うかによって機器の選択が分かれることが多いです。以下の表にまとめます。
| 機器 | 主要適応症 | 作用方式 |
|---|---|---|
| ウルトラパルスアルファ | 深く線維化した傷跡、難治性傷跡 | CO₂フラクショナルレーザーのアップグレード型で、精密な高出力パルスと複数のモードで深い真皮層まで再生を誘導 |
| Vビームプリマ | 紅斑、紅色の傷跡、血管性(肥厚性)傷跡 | 血管(ヘモグロビン)をターゲットに血管性病変を減少 |
| ピコウェイ | 色素性傷跡、陥没傷跡、コラーゲン再生目的 | ピコ秒技術で色素を破壊しながら微細な衝撃波で真皮内部の再生を促進 |
| スターラックス | 毛穴、傷跡、肌のキメ改善 | 非剥離フラクショナル方式で真皮に微細な熱損傷を与え、コラーゲン再生を誘導 |
ウルトラパルスアルファは、難治性の手術傷跡、火傷傷跡、厚いケロイド性変化など、構造的線維化がひどい傷跡で活用度が高いです。厚くなったケロイド・肥厚性 傷跡のようにキメが深く根付いている場合に検討されます。
Vビームプリマは、赤く血管が目立つ傷跡、手術後の初期紅斑性傷跡、肥厚性やケロイド傾向の赤色傷跡、色素と血管性赤ら顔が伴う傷跡などに活用されます。
ピコウェイは、色素沈着が伴う傷跡の改善に役立ちます。色素を扱うと同時に真皮再生を刺激する方式なので、色素性変化が混じった傷跡で使われます。
スターラックスは、傷跡と毛穴、ハリの改善に活用され、既存のフラクショナル機器と同様の適応症を持ちます。比較的回復が早く、治療中の色素問題に対するリスクが低いため、負担が少ないと報告されています。

傷跡、完全に消せるのか
顔に傷跡ができた方が最も多く尋ねる部分です。現実的に完全な除去は困難です。ただし、形と色、質感を以前の状態と似たように好転させ、日常生活に負担が生じない程度の意味のある改善は可能です。結果には個人差がある場合があります。

このとき、適切なレーザーと施術の組み合わせ、そして経験によって結果は異なります。したがって、複数の機器を保有し、状態に合ったレーザーを選びやすく、特徴に合った施術を複合的に適用できる場所を選択する過程が必要です。傷跡が深かったり構造が複雑な場合は、外科的傷跡修復術を一緒に検討することもあります。


状況に合わせたアプローチが結果を生む
擦り傷から火傷、手術、ニキビや水痘のような疾患に至るまで、顔の傷跡の原因は多様であり、その種類も多岐にわたります。状況に合った治療を行うほど完成度の高い回復に近づくため、問題を綿密に確認し、状況別に適したレーザーを選ぶことが先決です。
さらに一歩進んで、サブシジョンや細胞再生注射のように相乗効果が期待できる方法を併用できるか確認すれば、顔にできた傷跡でも目立たないレベルの良好な経過を期待できます。縫合直後に残った美容整形傷跡も、時期と機器を合わせれば管理可能な範囲に入ります。
今後も傷跡に関する情報を継続的に提供し、よりきれいな肌へ一歩近づけるようお手伝いする延世スター皮膚科 新村本院であり続けます。
ご不明な点がございましたら、傷跡レーザー機器選択に関するチャット相談でお問い合わせください。

イ・サンジュ代表院長(延世大学校医科大学・大学院医学博士、セブランス病院皮膚科専門医修了、大韓皮膚科学会会長) イ・サンジュ代表院長プロフィール 初回発行 2025-12-08 / 最終検討 2026-06-16
本内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、傷跡の形態と経過には個人差がある場合がありますので、正確な診断と治療時期は医療陣との相談を通じてご確認ください。
