
なかなか消えない色素や妊娠線、傷跡を隠すために、その上から肌色のタトゥーを入れるカバーアップスキンダトゥを選ぶ方が増えています。しかし、時間が経つにつれて後悔し、カバーアップタトゥー除去を検討するケースも少なくありません。最初は目立ちにくく自然に見えるかもしれませんが、年が経つにつれて色が褪せて薄くなり、まだらな跡がかえって目立つようになり、ストレスになるからです。傷跡や妊娠線、気に入らなかったタトゥーの上にさらに色を重ねた状態なので、きれいに消すには時間と手間がはるかにかかり、難易度も上がるため、最初の決定から慎重に取り組むことをお勧めします。
今回の記事では、カバーアップタトゥー除去がなぜ難しい作業とされるのか、そしてそれに対処するために用いられる方法は何かを見ていきます。

肌のトーンは季節ごとに異なります
カバーアップスキンダトゥは、肌の色に近づけるために複数の色素を混ぜて注入します。問題は、人の肌のトーンが季節や年月によって微妙に変化する点です。施術直後は周囲とよく馴染んで見えた部分が、時間が経つにつれて色がずれてかえって目立つようになることは珍しくありません。
また、混ざり合った色素成分の一部が皮膚アレルギー反応を引き起こす可能性も排除できないため、見た目が良くないという理由だけでなく、皮膚の健康を考えて除去を検討する方もいます。長い目で見れば、最初から本格的な治療に入る方が、より早く安全に状態を元に戻す道であるため、一時的に覆い隠す性格が強いカバーアップタトゥーは、特に慎重に決める必要があります。

カバーアップタトゥー除去が一般的なタトゥー除去よりも難しい理由
肌色や皮膚色系の色素は、レーザーで細かく砕くのが難しいとされています。そのため、カバーアップスキンダトゥを消すには、一般的なタトゥー除去よりも多くの回数と期間が必要になることが多いです。複数の色素が一箇所に混ざり合っており、広範囲を隠すためにタトゥーのサイズを大きくしている場合は、その分難易度がさらに上がります。
特に、レーザーを照射した色素が予想と異なる反応を示し、皮膚が一時的に暗くなったり、緑がかった色を帯びてまだらになったりすることもあるため、慎重に取り組む必要があります。このような性質から、カバーアップタトゥー除去は難しい作業とされており、単純なタトゥー除去よりもはるかに綿密な施術計画を立てる必要があります。

R0テクニック、一度に最大4回まで照射
これまでのタトゥー除去は、一度の来院でレーザーを1回だけ照射するのが一般的でした。レーザータトゥー除去は安全に変化を期待できる点で有用ですが、一度に扱える量が決まっているため、全体のスケジュールが非常に長くなるという困難がありました。1、2回で終わらず、状態によっては1年以上繰り返す必要があるため、途中で諦めたり、始めること自体をためらったりする方も少なくありませんでした。このような負担をある程度軽減する方法として挙げられるのがR0です。
R0テクニックは、特殊な薬剤を塗布し、レーザーを照射した後に生じるバブル、つまり皮膚反応を鎮静させた後、同じ部位に最大4回まで繰り返し照射できるように設計された方法です。一度の出力を無理に上げることなく照射回数を増やすことができるため、色素を砕くのが難しいカバーアップタトゥーにおいて、比較的効率の良い選択肢として語られています。
ただし、肌タイプやタトゥーの状態によって結果や必要な回数は異なる場合があります。全体の計画が長期間にわたる可能性が高い分、施術前に皮膚科専門医と一緒にタトゥーの状態や色素の濃さ、色、彫られた位置などの詳細な要素を一つずつ確認し、無理のない範囲で計画を立てる必要があります。

回数計画と傷跡の心配について
タトゥー除去は、概して一度では終わりません。通常、4~8週間の間隔を空けて5回から10回以上を想定して始めるのが現実的であり、カバーアップタトゥーであればそれよりもさらに多くの回数が必要になる可能性があります。治療過程で傷跡ができないか心配する方も多いですが、レーザー出力と肌タイプを考慮したオーダーメイド施術で、その可能性を低くしながら進めることができます。
最後まで消えるのか、傷跡が残るのかと漠然と恐れて開始を遅らせるよりも、皮膚科専門医と十分に相談して、自分の肌に合った計画を立てる方が良いでしょう。すでにカバーアップスキンダトゥを受けている状態であれば、R0テクニックを活用した除去を検討し、まだ施術前であれば、時間が経つと色が変わる可能性があることまで知った上で決めることをお勧めします。カバーアップタトゥー除去が可能な状態なのか、何回程度の計画が適切なのかをさらに詳しく知りたい場合は、お問い合わせを通じて確認できます。

執筆者 · イ・サンジュ代表院長 / 皮膚科専門医 ヨンセスター皮膚科新村本店の代表院長として、スキンブースター・傷跡・毛穴など皮膚施術全般を診療しています。詳細な経歴は医療陣プロフィールでご確認いただけます。 · 最終確認 2026年9月26日
この記事は一般的な医学情報案内を目的としており、施術効果とダウンタイムは個人の皮膚状態によって差がある場合があります。正確な診断と治療計画は皮膚科専門医の診察を通じてご確認ください。
